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これまで学んだ栄養学の知識を集約させて、取り組む卒業研究。今回は運動による健康維持作用と、それに及ぼすショウガ摂取効果の研究です。
学生自身が研究プランを立て、数々の特殊な実験装置を用いながらデータを測定、分析を行います。そして実験結果をもとに、学生同士で意見を交換しながら結論を導き出していきます。
すべて学生だけで行うこの卒業研究では、専門知識・技能の習得はもちろん、真理を探求するおもしろさや、1つの目標を達成するための忍耐力も身につけることができます。卒業後に管理栄養士として、またスポーツ栄養の専門職として働くうえで、よい経験となることでしょう。
山下 義昭 教授/医学博士
専門分野:薬理生化学、応用栄養学
研究テーマ:侵襲と生体反応、など
学生自身が決めた研究プランにそって、特殊機器を用いながら、実験を進めます。
実験は、被験者26人を運動プログラム実施群と、ショウガ摂取群にグループ分けして実施。
まず体重・身長・体脂肪を計ったうえで血中酸素濃度、心拍数などを測定し、安静時のエネルギー消費量を算出。次に運動を行って再び測定。これを何度も繰り返してデータをとります。
呼気中の酸素消費量を測定する「携帯式簡易熱量計(メタバイン)」や、採血せずに血中酸素濃度を測定できる機器などで測定します。
実験後は、データ集計と結果についてディスカッションを行い、結論をまとめます。活発な意見交換のなかで、学生同士の信頼関係も深まります。
実験の測定値をパソコンに入力して、データを整理。実験期間の2カ月間は、毎日朝早くから夜遅くまで実習室で研究します。
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小麦粉や、卵、カニ、エビなど、ある特定の食材、あるいは成分が体内に入ると、かゆくなったり、湿疹が出たりするアレルギー。これによって、ある日突然、大好きなものが食べられなくなる人もいます。
このアレルギー反応は、どんな食材が理由でも、最終的に「マスト細胞の脱顆粒」が原因だということが、近年の研究で明らかになっています。だったら、「マスト細胞の脱顆粒」さえ防げば、アレルギー反応は起こらないですよね。その効果的な成分を探すのが、この研究室の主な目的です。
学生は、ガラナや、ユーカリなどいろいろな植物を使って研究。最初は試験管の中、効果が期待できそうであれば翌年はマウスというふうに、少しずつヒトに近づけていく。長い道のりですが、自分たちの研究が、いつかアレルギーに苦しむ人を救うかもしれない。研究室は、いつも大きな希望にあふれています。
實寳 智子 教授/博士(医学)
専門分野:分子細胞生物学、病理学、免疫学
研究テーマ:マスト細胞の自然免疫反応における役割、など
測定する前に、不純物を取り除く前処理を行います。マイクロリットルまで、正確に。1年生から実験で培ってきた技術が試されます。
吸光光度計を使って測定。アレルギー反応がどれだけ起きたかは、「β-ヘキソサミニダーゼ」と呼ばれる酵素の量で判断します。
パソコンを使って、測定結果を検証。ガラナなどを入れたものと、入れていないものとで数値が変わっていれば、効果が期待できます。
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