現場で活きるのは
在学中に培った看護観。
後輩 S さん
在学生
看護学科4年
先輩 T さん
病院勤務 看護師
2016年 看護学科卒業
※掲載されている記事および学年は取材時のものです。
※カリキュラムや実習先等は、変更される場合があります。
最前線の現場で
多職種と連携。
春から先輩と同じ病院で働く予定です。心臓移植の部門に興味を持っているのですが、まさに先輩のお仕事ですよね。
後輩
そうですね。心臓移植待機中・心臓移植後の患者さんが数多く入院する病棟に勤務しています。
先輩
直接生命に関わる臓器なので、看護業務も大変なのでは？
後輩
補助人工心臓を装着中の患者さんもいますし、新薬などの医療情報が更新される最前線の現場なので、覚えることは多いです。医師・薬剤師等の多職種が常駐し、協力しあえるのは心強いですよ。
先輩
チーム医療の力なんですね。最もやりがいを感じるのはどんな時ですか？
後輩
やはり退院された患者さんが定期検査で来院された時に、元気な姿を見せてくださる時です。手術後につらいリハビリをされていたことも知っているので。
先輩
久しぶりの再会で笑顔を見ることができたら、日々の疲れも吹き飛びそうですね。
後輩
良い時ばかりじゃないから
いつも寄り添う気持ちを。
私が循環器系の看護に興味を持ったきっかけは臨地実習でした。心臓移植待機中の子どもを担当したのですが、ドナーが見つからず、どう接するかすごく考えました。
後輩
患者さんも、その家族も、明日どうなるか分からない日々を過ごされています。必ず移植が受けられるわけではないのが現状です。
先輩
たわいない会話であっても、患者である子どもに寄り添う気持ちが伝えられたらと、言葉をかけていました。
後輩
千里金蘭大学らしい看護観ですね。看護師が「人として」接することで、患者さんと家族の気持ちは変わるのを現場で実感しています。
先輩
臨地実習前に、模擬患者さんと看護の練習ができたことも役立ちました。
後輩
同級生が患者さん役をすると、緊張感がなくなりますよね。初対面の人の気持ちを汲み取る力を身につけるには、模擬患者さんとの練習はとても役立ちます。
先輩
日々の授業、臨地実習、レポート提出を繰り返すことで、ぶれることなく自らの看護観を培うことができました。
後輩
「どういう看護がしたかったか」「自分の大切にしたいことは何か」を何度も振り返る機会がありましたね。懐かしい！私の今につながっています。
先輩
入職はゴールでなく
成長へのスタート。
春に入職ですが、看護師の先輩方についていけるか、少し心配です。
後輩
千里金蘭大学での実習より楽ですよ（笑）。乗り越えられたのだから自信を持って。
先輩
確かに実習はハードでした。看護記録を取るのが苦手でしたが、鍛えられたおかげで克服できました。
後輩
それに入職後から循環器に関する座学を1年間学べるうえ、演習室でデモ機器を使った実技講習が行われます。先輩看護師もマンツーマンで指導するから何でも聞いて！
先輩
ありがとうございます！ 同期入職が1名いますが、千里金蘭大学出身の看護師はいますか？
後輩
いろんな年代にいます。看護観が合うので仲良くなれますよ。
先輩
心強いです。ところで、先輩の現在の目標はどんなことですか？
後輩
大きな目標は「受け持ってもらって良かった」と思われる看護師をめざすこと。直近では人工心臓管理技術認定師の資格取得です。
先輩
初めてお会いしましたが、先輩が憧れの存在になりました！ 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
後輩
