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Talk Theme 主任看護師」として病院で働く

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病院で働く

同期入職の看護学部1期生が
恩師と語る過去・現在・未来。

OG写真
T さん 2012年
看護学科卒業
OG写真
伊藤 朗子 准教授
OG写真
K さん 2012年
看護学科卒業

※掲載されている記事は取材時のものです。

※カリキュラムや実習先等は、変更される場合があります。

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「看護師」として病院で働く
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talk01 看護学部1期生として入職。キャリア11年目の現在は主任に。

Tさん、Kさん、お久しぶりです。看護学部1期生で、住友病院に同期入職でしたね。今はお二人とも主任と伺っています。
OG2 伊藤
はい。早いもので11年目になりました。内分泌代謝内科(混合病棟)の主任です。
OG1 Tさん
私は脳神経内科・脳外科・形成外科(混合病棟)の主任です。
OG1 Kさん
主任というポストは、具体的にはどんな役割を担っているのですか。
OG2 伊藤
スタッフと師長との架け橋役です。リーダー兼現場監督として、朝礼で情報共有に努めています。
OG1 Tさん
私も同じ立場です。師長の下に主任2名の体制なので、師長とスタッフとの意思疎通が円滑になるよう状況把握を心がけています。
OG1 Kさん
私の担当病棟では糖尿病の教育入院があるので、新人看護師と一緒に看護目標を考えることもあります。例えば、患者さんへのさりげない言葉がけの中に、教育的な意図を盛り込んで伝えるという方法があります。それを私が実践してみせることで新人への気づきにつなげています。
OG1 Tさん
実習に来た学生の指導や、2~3年目の看護師の指導などもあります。病棟ではパーキンソン病の患者さんが多いので、リハビリに力を入れています。
OG1 Kさん
これまでの道のりの中で成長のきっかけとなったことはありますか。
OG2 伊藤
入職5年目に感染委員となったことです。耐性菌の伝播を防ぐためには、手指消毒を徹底させなければなりません。これは病棟・病院全体で取り組んで初めて効果を発揮すること。自分だけが取り組むのではなく、周囲を巻き込んでいく必要があるので、そこでステップアップできた気がします。
OG1 Kさん
私もやっぱり人との意見交換が転機になりました。状態の悪い患者さんをどうケアするのか、上司の考えと現場の意見が異なることもあるため、いろんな話を聞きながらベストをめざしてすり合わせる経験は大きかったと感じます。
OG1 Tさん
仕事風景

talk02 先生方に見守られ大切に育てられた看護学部時代。

すっかり頼れる中堅リーダーに成長されましたね。少し過去に遡って、18歳で千里金蘭大学に入学した時のことを思い出してみてください。ユニークな学生も多く、とても元気な学年でしたね(笑)。
OG2 伊藤
私たちは1期生で先輩がいなかったのですが、伊藤先生は、先生でありながら話しかけやすいお姉さんという感じでした。
OG1 Tさん
大切に育ててもらっている実感があり、先生方の顔を見ると安心できました。基礎看護技術演習で初めてナース服を着た時の気持ちは、今でも忘れません。
OG1 Kさん
そう言ってもらえると嬉しいです。とにかく丁寧にしっかり育てたい一心でした。皆さんの反応を見ながら、日々の授業を改善していきました。
OG2 伊藤
注射・バイタルチェック・清拭などの技術をマスターするために、放課後に練習した日々がとても懐かしいです。
OG1 Tさん
いつでもきめ細かくアドバイスいただき、大変ながらも学ぶことが楽しかったです。
OG1 Kさん
住友病院での実習に関しても、見ず知らずの学生の指導を引き受けてくださるということで、主任クラスの方々と何度も話し合いました。ちょうど今のお二人くらいのキャリアの方だったのですね。
OG2 伊藤
住友病院が提携先だと知り、親が安心していたことを覚えています。2年次の基礎看護学実習で初めて住友病院を訪れた際には、大きくて美しい施設に驚きました。また、看護師の方々の患者さんやご家族への関わり方を見て、プロフェッショナルを感じました。
OG1 Tさん
急性期の呼吸器内科は緊張感があり、医療の最前線だということを強く感じました。また、呼吸器内科で患者ファーストのケアを間近で見て感動し、こうありたいと感じました。他にもさまざまな現場で実習しましたが、就職を考えた時に、あの先輩方と一緒に働きたいと思ったんです。
OG1 Kさん
先輩方の存在は本当に頼りになりました。入職後の新人時代も「今は大変だけれど、1年頑張ったら今と違う景色を見せてあげるから。何があってもあなたの味方」と言っていただき、仕事に慣れることができました。
OG1 Tさん
仕事風景

talk03 千里金蘭大学の学生を見守る立場になって。

今は千里金蘭大学からの実習生を受け入れる立場ですが、印象はどうですか。
OG2 伊藤
穏やかな学生が多いと感じます。
OG1 Tさん
落ち着いて行動しています。
OG1 Kさん
彼女たちは実習では緊張しているでしょうが、真面目で一生懸命な面が伝わったようで、ほっとしました。看護師をめざすまでは、自分中心で物事を考えがち。看護学部では「患者さんを一番に考える」という立場の変換を体得してもらいたいと考えています。
OG2 伊藤
患者さんと接する機会が医療職の中でも特に多い看護師にとって、礼儀や声のかけ方など、マナーはとても大切。千里金蘭大学の実習生は、礼儀正しい印象も強いです。
OG1 Kさん
患者さんとのコミュニケーションスキルを向上させるために、模擬患者さんと対話する演習も最近では導入しています。
OG2 伊藤
私たちは経験していない取り組みですね。
OG1 Tさん
模擬患者さんとの経験を積んでから病院での実習に臨めば、看護の流れが理解しやすいと思います。
OG1 Kさん
最後にお二人の今後の目標をお聞かせください。
OG2 伊藤
私たちのように、実習をきっかけに就職する後輩たちも増えて嬉しく感じています。そんな後輩たちから、「私も主任になってみたい」と思われる存在でありたいです。また、がん性疼痛認定看護師・専門看護師の資格取得もめざしたいと思っています。
OG1 Tさん
入職時には、まさか自分が管理職になるなんて想像もしていませんでした。看護師にとってチームワークは不可欠なので、コロナ禍でもコミュニケーションが少なくならないよう、スタッフとの個別の関わりを増やしていきたいです。
OG1 Kさん
お二人の成長を確認できて今日は本当に良かったです。患者様、スタッフ様の信頼を得て、忙しいなかでも充実した日々を過ごされていることが伝わってきました。
OG2 伊藤
こちらこそ、お会いできて光栄でした。
OG1 Tさん
ありがとうございました。
OG1 Kさん
仕事風景
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