2019.02.19

第29回ヤンマー学生懸賞論文にて優秀賞を受賞しました

2019年2月1日(金)にメルパルク東京にて開催されました「第29回ヤンマー学生懸賞論文入選発表会」において、武智多与理教授(千里金蘭大学生活科学部食物栄養学科)のゼミ生が入賞し、優秀賞を受賞しました。

【本懸賞論文について】
ヤンマーグループが、「次代を担う若者たちに農業と農村の未来について、大いに議論いただこう」と始められた事業です。21世紀農業の確立をめざした“先駆的挑戦”を内容とし、自然科学、農業経営、農産技術、農芸化学、農業モデル(都会、中山間地、大規模平野、臨海地域)、新規ビジネスモデル、流通、教育、ICTなど、学生が学習・研究しているさまざまな分野から独自の構想で提言し、その実現の過程、手法等を論文にするものです。
詳しくは、ヤンマーグループの学生懸賞論文・作文ページをご覧ください。
https://www.yanmar.com/jp/agri/agrilife/prize/

【本学学生の入賞について】
◆入賞区分
優秀賞
◆論文のテーマ
「米粉の利用拡大に向けて 〜米粉パンの普及は日本を救う!〜」
◆入賞者
食物栄養学科4年
大友麻由美、高田実佳、和田沙都子
◆入選者・作品一覧(ヤンマー学生懸賞論文ページ)
https://www.yanmar.com/jp/agri/agrilife/prize/winners.html

【入賞した論文の概要】
武智ゼミのゼミ生は、卒業研究でグルテンフリーの米粉パンを作る研究を行いました。米粉について研究を進めると、米粉の利用が思うほど進んでいない現状を知りました。そこで、米粉の利用拡大のために自分たちができることは何かを探求し、提言を行いました。
まず、小麦粉製品が食べられない疾患の基本情報など、研究の背景と本稿の目的を概観しました。次に、日本人の米の消費についての現状と、米の粉食利用のために政府が現在行っている取り組みについて述べ、米粉の利用が拡大しないことに対して、課題を明らかにしました。また、米粉に対する消費者の関心度を把握するために行ったアンケートの分析結果から、米粉の利用拡大のために今後どうすべきかを明らかにしました。そして、各課題に対して解決策を提言し、今後米粉の利用を拡大していくために必要なことを明示しました。

【入賞した学生のコメント】
大友麻由美さん
今回、先生からこの学生論文懸賞のお話を頂いたのは、4年生になり卒業研究、就職活動、国家試験の勉強と忙しい時期でした。限られた時間の中ではありましたが、仲間と挑戦しようと決め、こうして私たちの書いた論文が賞を頂けたことは、本当に嬉しく思います。今後も、挑戦と努力を大切に、社会に出てからも頑張りたいと思います。

高田実佳さん
論文執筆にあたり、米粉の現状について多くのことを学ぶことができました。
執筆期間が短かったのですが、このような素敵な賞をいただけて大変嬉しく思います。貴重な機会を設けてくださった武智先生、共同執筆者のゼミの仲間には感謝の気持ちで一杯です。今後も今回の受賞を励みにより一層精進していきたいと思います。

和田沙都子さん
小麦粉製品が食べられない疾患がある人でも食べられる、グルテンフリーの米粉パンを開発するために研究を始めました。米粉パンは、利用が進んでいない米粉の消費にも繋がると思いました。賞をいただいたことによって、より多くの人に米粉や米粉パンに興味をもってもらえたらいいなと思います。

【関連リンク】
ヤンマーグループ
https://www.yanmar.com/jp/

千里金蘭大学生活科学部食物栄養学科
https://www.kinran.ac.jp/academics/dietetics/
生活科学部食物栄養学科 教授 武智多与理(タケチ タヨリ)
https://www.acoffice.jp/skuhp/KgApp?kyoinId=ymiogoygggo