2023.03.22
長井薫教授(千里金蘭大学生活科学部食物栄養学科)らの論文が、「Pharma Nutrition」に掲載されました。
本論文は、下記のことを示唆したものです。
アルツハイマー病などの認知症に代表される神経変性疾患は、超高齢社会を迎えつつある我が国において大きな社会問題になってきています。認知症は、その疾患としての特徴から、早い段階での日常生活における予防が大切だと考えられています。本研究では、大豆イソフラボンの一種ダイゼインが、脳の神経細胞のモデル細胞に対して認知症における神経細胞死の原因となるストレスから保護し、それが細胞内のミトコンドリアを増やすことによることを見出しました。
Soy isoflavone daidzein protects Neuro2a cells from NO stress via activation of AMPK-PGC1α pathway followed by mitochondrial enhancement
(日本語訳:大豆イソフラボンであるダイゼインはAMPK-PGC1αシグナルとそれに引き続くミトコンドリア増強を介してNeuro2a細胞を一酸化窒素(NO)ストレスから保護する)
詳しくは、下記URLをご参照ください。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S2213434423000099
https://www.sciencedirect.com/journal/pharmanutrition
https://www.kinran.ac.jp/academics/dietetics/