高度な専門知識と人間力を身につけ「食」と「健康」のスペシャリストを目指す。

食べること。それは人間の生命を支える源であり、健康を守る大切な要素です。その「食」について、科学的なアプローチから実践的に学び、社会のさまざまな場所で活躍できるスペシャリストを育てます。


目指せる資格

管理栄養士(受験資格)/栄養士/栄養教諭(一種免許)/フードスペシャリスト(受験資格)


学びの特長

point 01

3系統の中から興味を追究し、
強みとなる得意分野を持つ。

「食」は人間生活に欠かせないものだけに、幅広く奥深い学びの内容が広がっています。本学科ではその中から、自分が興味を持って追究していきたい分野を見極められるよう、3年次から「医療系」「食品系」「保健福祉・教育系」の3系統を段階的に学べるカリキュラムを編成しています。自分の強みとなる得意分野を持つことは、管理栄養士の多彩な活躍フィールドの中から、自分が進みたい方面への就職をかなえることにもつながります。


point 01

1年次での基礎固めにより、
理系科目への不安を解消

実験や演習が多い本学科において、化学・生物の基礎的な知識は必須となります。そのため、高校の履習範囲から、管理栄養士養成課程における専門分野の学びへとスムーズに移行できるように、化学や生物の基礎科目を1年次に開講。さらに、できるようになるまで補講も行っており、理系科目が苦手な人にも徹底して基礎を学べるシステムを確立しています。

point 01

自分の将来像を描くために1年次で
「基礎ゼミ」を開講

管理栄養士に必要な基礎知識を8分野に分けた「基礎ゼミ」を1年次の通年科目として開講。少人数のゼミナール方式でディスカッションやプレゼンテーションを行いながら、8分野を1年かけてローテーションします。卒業生による講演や、会社訪問、体験学習などもあり、次第に自分の将来像を具体的に描けるようになります。


point 01

少人数制と担任制度で一人ひとりに
きめ細かく指導

1学年を2クラスに分け、それぞれのクラスの担当教員が指導にあたるので、一人ひとりの出席状況や成績の変化に対するきめ細かな指導や個別面談を行います。保護者懇談会を開いて相談の場を設けるなど、保護者の方との連携も図っています。

point 01

地域活動を通じ、管理栄養士の役割を学ぶ。

かるしおプロジェクト

本学の近隣にあり、臨地実習先にもなっている国立循環器病研究センターは、循環器病予防のために「塩を軽く使ってうまみを引き出す、減塩の新しい考え方」を一般に広める取り組み「かるしおプロジェクト」を行っています。その一環として毎年、本学の調理実習室で開かれる調理講習会では、食物栄養学科の学生もボランティアスタッフとして参加。患者さんやご家族を対象として、管理栄養士・調理師の方々が工夫されたオリジナル減塩レシピの調理をサポートしながら、学生自身も健康的な食生活を指導するための学びを得ています。

吹田くわい

「なにわ伝統野菜」にも認証されている「吹田くわい」は吹田市原産です。また吹田市のイメージキャラクター「すいたん」のモチーフとなっています。「吹田くわい」をバケツ栽培し収穫して料理しましょうというプロジェクトが吹田市主催のもとスタートしています。本学も協力し、バケツ栽培に参加しています(収穫時期12月)。そして、料理講習を実施する予定です。「吹田くわい」バケツ栽培に参加された親子また「吹田くわい」に興味のある一般市民の方と一緒に関西風のお雑煮や学生自身が考えたデザートを作ります。学生は「吹田くわい」を通して「吹田くわい」の栽培から収穫や一般市民の方々と交流するだけでなく、食品のレシピ開発や吹田の食文化を学び行政とのかかわりを体験することができます。

point 01

国家試験対策は2年次から!
4年次では集中的に対策。

1年次から管理栄養士に必要な専門の基礎分野を学びます。それに加えて2年次からは学んだところまでを復習できるよう、管理栄養士国家試験の模擬試験を実施しています。また、実施するだけでなく、間違えた問題を自ら直し提出することにより、より理解を深められるようにしています。4年次では、本学教員がオムニバスで1年間授業を行い、後期ではレベル別にクラスを分けて学生が理解しやすいよう、国家試験合格に向けて教員と共に総仕上げを行っています。

クローズアップ授業

テーマ

卒業研究(4年生通年)

[テーマ]台所用洗剤によるスポンジ除菌の効果に関する研究

食品を扱う場所である台所は、常に衛生的である必要があります。 中でも、まな板、包丁および食器を洗うスポンジなどは特に衛生管理が必要なものです。 最近ではスポンジやまな板が除菌できる台所用洗剤のCMをテレビでよく見かけます。 また、薬局やスーパーでは、多くのメーカーの台所用除菌洗剤が市販されています。 当ゼミでは各家庭で使われているスポンジからの細菌の抽出法の検討、使用日数と細菌数の関係などを調べました。 その結果、一般細菌数はわずか3日間の使用で、スポンジ当たり平均10⁹〜10¹⁰個存在していることがわかりました。 さらにスポンジの除菌方法の検討も行っています。 当ゼミでは主に微生物を中心にした実験を行い、台所など身近な環境について学生と一緒に考えています。 皆さんの家の台所は衛生的ですか?

単一コロニーの分離
(この中から1個のコロニーを選んでいます。慎重に…)

細菌の培養装置
(一度にの20個以上培養可能です。温度も10℃から可能)

シャーレに生えた細菌のコロニーを計数している様子
(たくさんコロニーを数えるのは少々しんどい…何枚あるの?)


テーマ

給食経営管理実習(3年生後期)

管理栄養士が行う給食経営管理である、生産管理を中心に、衛生管理、品質管理、組織・人事管理、会計・原価管理などを実践します。 自分たちで栄養価を考えた献立を提供するだけでなく、食材に含まれる栄養についての卓上メモや、配付資料も作成することで、食べる人への食育も行います。


テーマ

基礎栄養学実験(2年生後期)

生体内における栄養素の代謝や生理機能についてラットの成長実験や解剖実験を通じて、生体内の栄養現象を直接的に体験し、理解を深めます。 実験では、唾液によるでんぷんの消化や腸管からの栄養素の吸収、ホルモンの働きの違いによる貯蔵グリコーゲン量の差などを観察します。


テーマ

調理学実習Ⅰ・Ⅱ(1年生前・後期)

1年間を通して、調理に関する基礎技術を学ぶだけでなく、技術の再現性を高め、実生活に活かせる調理科学も学びます。 また、日本料理、西洋料理、中国料理および五月の節句、行事食など、様々な食様式を学習します。 もちろん、調理するだけでなく、自身の作る1食分の栄養価も算出し、どのくらいのエネルギーおよび栄養素が含まれているのかも学びます。

施設紹介

病院や事業所などの給食施設で使用する機器を整えた給食経営管理実習室、食事に関する福祉用具や介助の方法を学ぶ、食事介護実習室をはじめ、食物に関する現象を自分で確かめる実験室など、充実した施設で管理栄養士としての専門性を育みます。

給食経営管理実習室
スチームコンベクションオーブン(加熱機)やプラストチラー(急速冷却器)など病院や事業所などの給食施設で用いられている器械を用いた大量調理が行える実習室です。

食事介護実習室
福祉施設で用いられる介護用ベッドを使用し、食事介助に適した姿勢や方法で介護食を食べて介護の実体験ができる実習室です。

食品加工学実験室
パンやソーセージ、ジャムなど、加工食品をを自分たちの手で作り、市販品と比較し、評価する実験室です。