高度な専門知識と人間力を身につけ 「食」と「健康」のスペシャリストを目指す。

食べること。それは人間の生命を支える源であり、健康を守る大切な要素です。 その「食」について、科学的なアプローチから実践的に学び、社会のさまざまな場所で活躍できるスペシャリストを育てます。


目指せる資格

管理栄養士(受験資格)/栄養士/栄養教諭(一種免許)/フードスペシャリスト(受験資格)


学びの特長

point 01

高度な知識と技術を備えた、「管理栄養士」を育てます。

1年次

管理栄養士として、どんな分野で活躍したいのか。 自身のめざす将来像を描く。

人の健康を守る管理栄養士の活躍の場は、多岐にわたります。そのため、1年次のうちに「基礎ゼミ」でさまざまな視点から管理栄養士として必要な基礎知識を学び、将来の方向性を固めていきます。
「基礎ゼミ」では、社会環境、人体の機能と疾病、食べ物と健康、栄養学、栄養教育、公衆栄養、臨床栄養、給食経営管理の8分野について幅広く学ぶことができます。

2年次

専門分野を決めて、より深い学びへ。 国家試験対策の模試もスタート。

学内の本格的な「給食経営管理実習室」で、実習経験を重ねていきます。また、「管理栄養士」の国家試験を突破するため、分野別問題をベースとした試験を定期的に実施。試験後は、正答できなかった問題の復習を担当教員に提出するなど、苦手分野の解決に取り組んでいきます。

1年次

学外の専門施設で実習。さまざまな場面に 対応できる応用力と技術力を養う。

病院、保健所、給食施設など学外の専門施設で、4週間にわたる臨地実習を経験。豊富な実習体験を通して、応用力と技術力を身につけていきます。また、3年次までに必修科目の履修を終えることで、4年次の国家試験対策に備えます。

2年次

1年次から国家試験に備え、4年次では集中的に対策

1年次から国家試験に結びついている専門科目の履修が始まります。さらに2・3年次は、模擬試験の結果に基づいて、個別に課題を提示。4年次には、通年の必修科目「特別演習」で、小テストや過去問題に繰り返し取り組み、国家試験合格に向けての総仕上げを行います。

point 02

実践的に学習し、幅広い進路をめざします。

千里金蘭大学では、実社会でスキルを活かすことができるよう、実践重視の授業を展開。学外への臨地実習はもちろん、学内にも本格的な実習室を整え、実践的に学んでいきます。 卒業後は、病院や保健福祉施設、食品メーカーなど、さまざまな分野で活躍の可能性が広がります。


学内実習

給食経営管理実習室

調理室・試食室などを備え、実践さながらの緊張感で体験的に学ぶことができます。

学外実習

病院実習「臨床栄養学」

大阪大学医学部附属病院や住友病院など、国内トップクラスの病院で、栄養管理などを学びます。

保健所実習「公衆栄養学」

母親教室、栄養教室など地域住民への保健指導や栄養相談を体験します。

給食施設実習「給食経営管理」

企業や学校で予算や栄養面を考えながらの献立作成、調理や配膳などを行います。



point 03

コミュニケーション力を高め、実社会で活躍できる人を育てます。

「食」のスペシャリストとして活躍するためには、専門的な知識だけでは十分といえません。栄養士の仕事は、周囲の人々との関わりで成り立っています。 千里金蘭大学では、少人数制を採用していることから教員と学生の距離が近く、学生ひとり一人の適性や能力を引き出し、伸ばすためのサポート体制がしっかりしています。
また、「豊かな人間性を備えた女性を育成する」という建学精神のもと、社会人に欠かせない知識やスキル、日本の伝統文化など品格を養うための幅広い科目を用意しており、人々と関わるためのコミュニケーション力を磨くことができます。

クローズアップ授業

【卒業研究】

栄養学を学んできた4年間の集大成。真理を研究するとともに、深い専門知識を習得します。

テーマ

運動による体組成、動・静脈・呼気ガス中の酸素濃度、心拍数およびストレスへの影響ならびにショウガ摂取効果

これまで学んだ栄養学の知識を集約させて、取り組む卒業研究。今回は運動による健康維持作用と、それに及ぼすショウガ摂取効果の研究です。
学生自身が研究プランを立て、数々の特殊な実験装置を用いながらデータを測定、分析を行います。そして実験結果をもとに、学生同士で意見を交換しながら結論を導き出していきます。
すべて学生だけで行うこの卒業研究では、専門知識・技能の習得はもちろん、真理を探求するおもしろさや、1つの目標を達成するための忍耐力も身につけることができます。卒業後に管理栄養士として、またスポーツ栄養の専門職として働くうえで、よい経験となることでしょう。


ある日の授業風景

学生自身が決めた研究プランにそって、特殊機器を用いながら、実験を進めます。

実験は、被験者26人を運動プログラム実施群と、ショウガ摂取群にグループ分けして実施。
まず体重・身長・体脂肪を計ったうえで血中酸素濃度、心拍数などを測定し、安静時のエネルギー消費量を算出。次に運動を行って再び測定。これを何度も繰り返してデータをとります。

呼気中の酸素消費量を測定する「携帯式簡易熱量計(メタバイン)」や、採血せずに血中酸素濃度を測定できる機器などで測定します。

実験後は、データ集計と結果についてディスカッションを行い、結論をまとめます。活発な意見交換のなかで、学生同士の信頼関係も深まります。

実験の測定値をパソコンに入力して、データを整理。実験期間の2カ月間は、毎日朝早くから夜遅くまで実習室で研究します。


【卒業研究】

数ある食べ物の中から、アレルギーに苦しむ人の救世主を探せ。

テーマ

アレルギー反応を抑制する成分の検索とその作用機序の検討

小麦粉や、卵、カニ、エビなど、ある特定の食材、あるいは成分が体内に入ると、かゆくなったり、湿疹が出たりするアレルギー。これによって、ある日突然、大好きなものが食べられなくなる人もいます。
このアレルギー反応は、どんな食材が理由でも、最終的に「マスト細胞の脱顆粒」が原因だということが、近年の研究で明らかになっています。だったら、「マスト細胞の脱顆粒」さえ防げば、アレルギー反応は起こらないですよね。その効果的な成分を探すのが、この研究室の主な目的です。
学生は、ガラナや、ユーカリなどいろいろな植物を使って研究。最初は試験管の中、効果が期待できそうであれば翌年はマウスという様に、少しずつヒトに近づけていく。長い道のりですが、自分たちの研究が、いつかアレルギーに苦しむ人を救うかもしれない。研究室は、いつも大きな希望にあふれています。


ある日の授業風景

測定する前に、不純物を取り除く前処理を行います。マイクロリットルまで、正確に。1年生から実験で培ってきた技術が試されます。

吸光光度計を使って測定。アレルギー反応がどれだけ起きたかは、「β-ヘキソサミニダーゼ」と呼ばれる酵素の量で判断します。

パソコンを使って、測定結果を検証。ガラナなどを入れたものと、入れていないものとで数値が変わっていれば、効果が期待できます。

施設紹介

プロ仕様の機器を整えた給食経営管理実習室、運動による身体の変化を知る生体機能測定室をはじめ、食物に関する現象を自分で確かめる実験室など、充実した施設で管理栄養士としての専門性を育みます。

給食経営管理実習室
スチームコンベクションオーブン(加熱機)やブラストチラー(急速冷却器)など、実際にホテルなどで用いられるプロ仕様の環境で本格的な実習が体験できます。

生体機能測定室
呼気・血中の酸素濃度を測定する機器や、末梢血管モニタリング装置などを備えており、スポーツ栄養学や臨床栄養学などの実験に活用されています。

食品加工学実験室
パンやソーセージなどを自分たちの手で実践。素材の特性や加工技術について知り、加工食品の重要性を理解します。