2023.11.15
平尾明美教授(千里金蘭大学 看護学部/千里金蘭大学大学院 看護学研究科)に、2023年10月12日に神戸市消防局中央消防署において、感謝状が贈呈されました。
2023年7月に初期救急を行い、傷病者の救命、社会復帰につながった救急救命対応によるものです。
臨床で救急看護師として勤務していた時には、毎日のように救急患者さんの蘇生に関わっていました。しかし、残念なことに医療チームが力をあわせても救命に至らないことが多くありました。目撃した心肺機能停止傷病者に心肺蘇生を実施した場合の救命率は、15.2%。そのうち、自動体外式除細動器(AED)を実施した救命率は53.2%になり、一般市民が心肺蘇生を実施しなかった場合に比べ、1ヵ月後社会復帰者数で約3倍になります。(令和4年版 救急・救助の現況 総務省消防庁より)。今回、たまたま目前での呼吸停止、心停止となった傷病者と遭遇し、自然と救命処置をおこないました。AEDの1回のショックと胸骨圧迫を続けることで傷病者は息を吹き返すことができ、社会復帰されたと伺っています。目撃者の心肺蘇生と救命の連鎖で助けられるということを本学の学生にも伝えていきたいと考えております。
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