2024.06.10
崎山晴彦准教授(千里金蘭大学栄養学部栄養学科)らの論文が、「Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry」に掲載されました。
本論文では、次のことが示唆されています。
トリオキナーゼ/FMN シクラーゼ (Tkfc) はフルクトースの代謝に関与し、グリセルアルデヒドのグリセルアルデヒド-3-リン酸へのリン酸化に関与する酵素です。 この研究では、マウスの再給餌が肝臓での Tkfc 発現を誘導したことを示しました。つまり Tkfc が摂食応答性遺伝子であるということを意味し、その転写活性が 転写因子である ChREBP と HNF4α の協調作用によって増加することを見つけました。 さらに、 Tkfc 遺伝子のプロモーター領域を詳しく解析した結果、それぞれの応答エレメントを同定することに成功し、 Tkfc が ChREBP および HNF4α の標的遺伝子であることを証明しました。
HNF4α is required for Tkfc promoter activation by ChREBP
(日本語訳:HNF4αはChREBPによるTkfcプロモーター活性化に必要である)
詳しくは、下記URLをご参照ください。
https://academic.oup.com/bbb/advance-article-abstract/doi/10.1093/bbb/zbae067/7680583
https://www.kinran.ac.jp/academics/dietetics/