助産師として、女性が持っている力を
最大限に引き出して、その人らしい
お産ができるように支えていきたい。

Sさん
大学2年次の病院見学で、助産師もめざしたいと決意。

看護師の母に憧れて医療系をめざしていた私は、同時に幼い頃から赤ちゃんがすごく好きでした。助産師をめざすきっかけとなったのは、大学2年次の病院見学です。授乳に困っている褥婦さんに対して、助産師さんが非常に落ち着いた話し方で丁寧にアドバイスすると、褥婦さんの不安な表情が安心した表情に変わりました。それを見て、助産師は専門性を生かすことで産後間もない女性を安心させられる仕事とわかりました。同じ女性として、そんな風に女性を安心させたいと助産師をめざすようになりました。

千里金蘭大学の助産師教育課程の同級生は7人だけなので、自然と仲良くなり、みんなで助け合いながら、テストや実習を乗り越えることができました。先輩とは何度か話す機会があり、その時に就職や実習、テストなど様々なことを教えていただき、就職が同じ先輩とは、メールなどでよく連絡を取り合っていました。5人の先生方は、質問には丁寧に答えてくださり、時にはアドバイスもくださり、困った時にはすぐに相談できるお母さんのような存在でした。

やりがいは、お母さんたちの支えになれたと思えた瞬間。

母性のレジュメを全部復習して、国試試験の過去問を繰り返し解くことで助産師教育課程選抜試験に備えました。

初めての分娩介助の授業はすごく印象に残っています。分娩介助を全く知らない状態だったので、こんな風に介助するのだと驚きました。そこから毎日のように全員で練習し、一通りの分娩介助ができるようになりました。

実習で実際に分娩介助をした後で、お母さんたちに「あなたがあの時あんな風に言ってくれたから、できたんだよ」「あなたがいてくれてよかった」などと言ってもらえた時は、自分も微力ながらにお母さんたちの支えになったのかもしれないと思い、やりがいを感じました。

学生の人数が少ない分、みんなで助け合いながら色々なことを乗り越えることができました。さらに、実習施設も丁寧にご指導いただけるところばかりで、恵まれていると感じました。

助産師をめざしている高校生へのメッセージ

助産師をめざす日々の中では、大変なこともあると思いますが、頑張ってください。