遊びも日誌の書き方も
繰り返し練習して
確かなスキルになる。
後輩 F さん
在学生
児童教育学科3年
先輩 S さん
幼稚園 勤務
2020年 児童教育学科卒業
※掲載されている記事および学年は取材時のものです。
※カリキュラムや実習先等は、変更される場合があります。
自発性や成長を見守れば、
子どもは育つ。
先輩は春から母園に就職されたのですね。
後輩
はい。年少組の副担任としてデビューしました。担任の先生をサポートする役割なのですが、反対に教えていただくことばかりです。最初は仕事を覚えるのに精一杯でした。
先輩
では今は、もう慣れてこられましたか?
後輩
私も新入園児たちも園での生活に慣れてきました。泣いてばかりいた子がだんだんと馴染んでくれたり、人見知りだった子が話しかけてきてくれるようになって、嬉しいですね。
先輩
私は保育園実習で積極的に話しかけすぎてうまくいかないこともありました。子どもの反応を待つ大切さを実感しました。
後輩
子どもの自発性を見守ることは大切ですよ。子どもが苦手な事でも最初から手伝うのではなく、声をかけ励ましながら子どもを信じて待つことを大事にしています。
先輩
それが成長につながるんですね。
後輩
プロになる人間として
サポートしてくれる。
音楽表現やこども音楽などの授業でたくさんの手遊びや弾き歌いをマスターできたことが、大きな財産になったと思っているのですが、実際のお仕事でも役立ってますか?
後輩
もちろん! レパートリーの多さは、それだけで即戦力になります。さらに模擬授業では、向き合った時は鏡像のように左右反対の動きをすることや、振り付けを大きく見せることを教えていただきました。このスキルも役立っています。どんな場面でも、子どもにわかりやすく理解できるように伝える工夫が必要ですね。
先輩
私は弾き歌いで悩んでいた時に、先生からリズムを意識するようアドバイスをいただきました。それで子どもが歌いやすく弾けるようになり、実習でも緊張しなくなりました。
後輩
先生方は私たちを単なる学生としてではなく、やがてプロになる人間として実践力を培ってくれたと、今実感しています。
先輩
そうですね。保育内容(健康)の授業の時は、みんなの前で10分間保育をしました。他の学生を見て、自分には無い発想が勉強になりました。お互いに保育の引き出しを増やすことができたのですが、まさに実践力アップにつながったと思います。
後輩
実習時には、先生は実習先の園にも来てくださって、励ましたり助言をしてくれます。
先輩
4年次になったら1ヵ月間の幼稚園実習があるのですが、先生に見守っていだだけるので安心です。今以上に手遊びや弾き歌いの腕を上げて、子どもたちと楽しく関わりたいです。
後輩
子どもには見えない
日誌や指導案も実践力。
子どもたちの前でする仕事だけが実践力ではないですよね。保育日誌などをつけることも重要な仕事です。
先輩
日誌は本当に金蘭おやこクラブで何度も先生に書き方を指導いただきましたよね。
後輩
実習の際も、しっかり記録しなくてはと何度も書き直したことを覚えています。でも、その経験のおかげで、園での1日の流れを把握でき、すべきことがわかるようになりました。準備と振り返りが次の保育に繋がっていきます。
先輩
客観的に記録をつけることで、子どもの立場で考える習慣も身につきました。
後輩
子どもの視点に立つことは、保育をする上で本当に大切なことです。指導案も、どんな目的で何をどんな流れで行うか事前にシミュレーションするためのもの。それにより、子どもの主体性を大切にすること、見通しを持った保育が意識できます。
先輩
学んでいることは、すべて意味があるんですね。公立か私立かどちらの幼稚園をめざすか悩んでいるのですが、子どもに寄り添うことは忘れないように学んでいきたいです。
後輩
あとは体力と気力です!子ども達と笑顔で向き合うため、今から体調管理の習慣をつけておくといいですよ。保育の仕事は責任もとても大きいですが、やりがいのあるものだと感じています。お互いがんばりましょう。
先輩
はい。がんばります!
後輩