産婦さんが主体的に
お産に挑むことができるように
サポートする助産師になりたい。

Kさん
出産・育児に向き合う姉を見て、強くなった助産師への思い。

小さい頃から赤ちゃんに興味があり、小学生の頃の夢は保育士。その後、中学生の時に助産師という職業を知り、これだ!と思いました。さらに高校生の時に、姉が出産し子育てをする姿を見て、出産、育児で悩み不安を抱えるお母さんたちの力になりたいと、助産師への思いは一層強くなりました。

千里金蘭大学のオープンキャンパスで助産師教育課程の先生と話した際に、ここで勉強すれば、妊産褥婦さんの心に寄り添い、信頼される助産師をめざせると思いました。

コロナの影響で例年よりは先輩後輩同期と関わる機会は減りました。それでも、授業や実習、国家試験のことについて先輩に詳しく教えていただいたり、それを後輩に伝えたりと、助産師課程は上下との関わりが深いと感じます。同期とは授業や実技演習、実習など家族よりも時間を共にするので、気がつくと自然と仲良くなっていました。課題や実習、国家試験を乗り越えるために互いに支え合い、助け合える大切な存在となりました。

どの先生も細やかな指導をしてくださり、実習では優しく見守り、時には背中を押してくれる心強い存在でした。勉強や就活の相談だけでなく、私生活の話なども聞いてくださり、学生のことをいつも気にかけてくださるあたたかい先生ばかりでした。

助産の知識を通すと、物事の捉え方や考え方も変わる。

助産師課程選抜試験への準備は、やはり授業を真剣に受講するということです。全ての授業をしっかり受け、テスト勉強をし、できる限り成績(GPA)として結果を出すことを意識しました。また、自分が好きな範囲ということもあり母性の授業は他の教科よりも熱心に聞いていたので、結果として助産師課程選抜試験のための勉強につながっていたのではないかと思います。

最も印象に残っているのは、母性の授業です。「死産をされたお母さんに、『おめでとうございます』と言えるか?」という先生方の質問にすごく悩んで答えたことを覚えています。この答えに正解はなく、これから助産師として働いていく中で自分なりの答えを見つけていきたいと思っています。

助産師教育課程の授業は妊娠、出産、育児だけでなく、すべてのライフステージにおける女性やその家族に関連することを勉強するので、自分や友人、家族にも関係する身近なものとして捉えることができます。助産師課程の授業を経て、日常生活での物事の捉え方や考え方も変化したことは、やりがいのひとつなのではないかと感じています。

助産師教育課程はほとんどマンツーマンで課題や実習の指導を受けることができるので、先生方が私たち学生一人ひとりの個性に合わせて指導してくださいます。なので、自分の力を最大限に発揮して、学び、成長することができる環境だったと思います。

助産師をめざしている高校生へのメッセージ

助産師教育課程に進み、辛いことも数えきれないくらいありましたが、同じ環境で学ぶ仲間、産婦さんや赤ちゃんの存在が頑張る力になります。恐れず、助産師になりたいという思いを持ち続けて頑張ってください!