小学校教諭として役立つ能⼒やスキルとは︖

小学校教諭は子どもの人格形成に関わる仕事であるためその責任は大きいですが、子どもの成長や笑顔を間近で見ることができる素敵な仕事でもあります。
今回は、小学校教諭として役立つ能力やスキルについて特徴別にご紹介していきます。

面倒見の良い人

中学校や高校とは違って学習指導だけでなく、仲間づくりや挨拶、規則正しい生活習慣など子どもたちの生活にまつわる生活指導も小学校教諭の仕事内容の1つです。
特に低学年は学校生活の様々な場面において見守る必要があり、面倒見の良さはそういった場面においても細やかな気づきにつながります。
その子どもたち一人一人に対して丁寧に指導することができ、見守りながらも上手くサポートできる「面倒見の良さ」が小学校教諭には必要であると言えます。

子ども好きな人

小学校教諭になると1クラスの担当を任せられます。
子どもたちの性格や長所・短所はそれぞれです。先生から言われたことや、学習面での理解度、集団生活の中での協調性や積極性、友だちとの距離感、それぞれの特徴に応じて担任の先生は様々な対応が必要となります。小学校教諭となったあなたは、そのような子ども達への対応に時に喜びを感じ、また悩みを抱えることもあるかも知れません。
そんな時、どのような子どもであっても、それは児童の個性だと捉え、愛をもって接することができる人が小学校教諭に向いていると言えます。
「子ども好き」であること、そして児童一人ひとりと向き合い、「子どものために」と思いながら行動できる人は小学校教諭としてのやりがいを見出せるでしょう。

教えることが好きな人

小学校教諭は、教科の授業や生活指導など「子どもたちを教え、導く」ことが業務内容の中心になります。
教科の授業においてはすべての教科等を一人で担当し、分かりやすく子どもたちに教える必要があります。
そのため、その準備も念入りに行わなければなりません。
子どもたちに授業内容を理解してもらうためには、まずその教科に興味・関心を持ってもらうことが大切です。そういった教え方に関しても、日々試行錯誤している小学校教諭は数多くいらっしゃいます。
このように大変な業務が多い中でも、子どもたちが理解できた時や疑問を解消できた時、心の底から喜ぶことができるタイプは小学校教諭に向いています。

自分の良さと人の良さを見出せる人

子どもたちは一人一人異なる「良さ」をもっています。
たとえどのような子どもでも、必ず良いところをもっています。小学校教諭は子ども達の良い面を見出し、それを子ども達自身にも気づかせて伸ばすことが大切です。
他の人や社会・自然と豊かなかかわりの中で生きると言う実感や、達成感を深めて子ども達の自信を育むことで、子ども達は自分自身の長所に気づいていくことでしょう。
また、小学校教諭も自分自身の良い部分を見出し、それを子ども達への指導に活かしていくことが大切です。たとえば、自分はナイーブで、小学校教諭には不向きなのかも知れないと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そういった方だからこそ子ども達の心情を敏感に察知し、子ども達に寄り添うことができるということもあります。
小学校教諭は生徒一人ひとりをしっかりと見極め「その子の良さ」を見出せる人が向いていると言えるでしょう。

おわりに

今回は、小学校教諭として役立つ能力やスキルについて特徴別にご紹介しました。
小学校教諭は子どもの未来に深く関わるお仕事です。
子どもたちへの勉強・生活面での指導はもちろん、日々成長のサポートをすることが小学校教諭に求められています。
子どもの成長を支えて見守っていきたいという方は「小学校教諭」を目指してみてはいかがでしょうか？