小学校教諭の仕事やりがいを感じるポイントとは？

小学校教諭の仕事で、やりがいを感じるポイントには、どのようなものがあるのでしょうか？
4つのポイントに絞ってご紹介していきます。

子どもの成長を見ることができる

小学校教諭は、子どもの学習面はもちろん生活面にも深く関わるだけに、子どもたちの人間性を育てる重要な役割を担っています。
学習面の成長はもちろん、日常生活での変化など昨日まではできなかったことが今日はできるようになっていることも珍しくなく、その成長は目覚ましいものです。
なかなか日常の挨拶ができなかった子どもが、元気に挨拶ができるようになる、クラスの問題を自分たちで話し合い解決をしていくなど、そんな子どもたちの成長を促し、側で見守ることができるのは、小学校教諭としてのやりがいを感じるポイントでしょう。

子どもに元気を与え元気をもらえる

小学生の子どもたちは活気にあふれています。休み時間は楽しく遊び、授業中も一生懸命に理解しようと頑張る姿からは、小学校教諭もたくさんの元気をもらえます。
そして、よりその力が発揮される機会といえば、運動会などクラスが団結して取り組む学校行事が挙げられるかと思います。運動会では何度も練習を重ね、本番を迎えて一生懸命に頑張る子どもたちの姿は、保護者や小学校教諭に感動を与えてくれます。
しかしそんな子どもたちでも、時には傷ついて落ち込んでしまうこともあります。
友達同士での衝突や、クラス内でのいじめ問題などに直面することもあります。そんな時、
小学校教諭は子ども達と真摯に向き合い、時には同僚の先生方と連携、協力して問題解決に挑みます。
問題を乗り越え、子ども達の力になれたとき、小学校教諭と子ども達は相互に元気を与え合う関係として固い絆を結ぶことができるでしょう。

自分のクラスを持つこと

小学校教諭の多くは、学級の担任として自分のクラスを持っています。
学級を運営することはもちろん大変な反面、それ以上の大きなやりがいがあります。
担任となった小学校教諭は、学級の授業をどのようにすれば子ども達は興味を持って自ら進んで学んでくれるか、深い学びにつながる仲間との協力や対話がうまれるのか、授業のスケジュールに問題がないかなど、年間を通して自分のクラスの学習面に大きな責任を持って取り組みます。
また、日々の授業だけではなく、様々な行事を通して集団生活の中での協調性や責任感を育み、クラスが一丸となって取り組むことで達成感を得させます。遠足や修学旅行などでは、楽しい思い出を子ども達とともに作り上げていきます。
このように一人ひとりの子どもたちとしっかり関わっていくことは、受け持つクラスの子どもにとっても小学校教諭にとっても大きな学びと成長につながります。
1年間の中でさまざまな時間を一緒に過ごすことで、すべてがかけがえのない大切な瞬間だったと感じるでしょう。

人間形成に深く関わる

小学校は勉強に限らず、子どもたちがそれぞれの人生を生きるための力を身につける場所でもあります。
小学校で学び、吸収した内容が子どもたちの土台となり、その後の人生にも影響を与えていくことになります。
人間形成（人格形成）において大切とされる6歳から12歳の時期に、一番近くから子どもたちを見守れることは、小学校教諭のなによりのやりがいにつながります。
子どもたちの人間の土台を作っていく仕事であると言っても過言ではありません。

おわりに

小学校教諭の仕事で、やりがいを感じるポイントについてご紹介しました。
小学校教諭は入学から卒業までの6年間にわたり、心身ともに伸びていく子どもたちの大きな成長を見届けることができます。
そういった意味でも小学校教諭のやりがいは、ひたむきな子どもたちの姿を見守りながら一緒に成長できるという点にあるのではないでしょうか？