視覚障がいのある卒業生にお話を聞きました

特別支援教育の授業で、視覚障がいのあるIさん(本学卒業生)のお話を聞きました。

普段あまり接することのない視覚障がいのある方の生の声をお聞きできる貴重な機会。

点字のこと、白杖のこと、学校で経験したことや大学での学び、いまの生活など、

いろいろなことを丁寧に教えていただきました。

写真は、点字で入力し、入力した文章を呼び出せる「ブレイルメモ」。

機器ひとつとっても珍しく、興味は尽きないようでした。


最後は素敵な詩の朗読も披露していただき、

楽しい時間を過ごすことができました。

ありがとうございました。

学生とのQ&Aはこんなものがありました。↓

Q.子どものころ大変だったことはなんですか?

A.やはり小学校の先生に自分の目の見え方を伝えるのが難しかったです。まだ幼なかったのでどのように伝えればいいかわからず、体験してもらうために、両親が私の見え方を再現したゴーグルを作って、先生にかけてもらい、実際に体験してもらったこともあります。

Q.点字を覚えるのは難しいですか?

A.とても難しいです。覚えるのに1年くらいかかりました。また、そこから指で読めるようになるにはもっと時間がかかりました。

Q.もう学校はどうでしたか?

A.もう学校では、のびのびと様々なことに挑戦し、世界が広がりました。

Q.点字やバリアフリーは助かりますか?

A.助かります。外出先でトイレの水洗ボタンに点字がついていればうれしいです。

Q.教育者にはどんなことをしてほしいと思いますか?

A.やはりその子の特性や状況、個性を理解してその子の言葉に耳を傾け、寄り添うことが大事だと思います。そのように接することで子どもたちは心を開いてくれると思います。

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