「水のソムリエになろう!」を行いました

私たちの命をつなぐ水について、市民の皆さまと考える「水のソムリエになろう!」を行いました。「2030年までに、だれもが安全な水を安い値段で利用できるようにする」は、SDGs(持続可能な開発目標)6番目の目標の重要なターゲットの1つです。

学生たちが企画し、吹田市水道部のご協力のもと、吹田市立北千里児童センターの主催行事(親子行事)として行いました。児童センターの皆さまには、ポスターの作成をはじめ、コップや天然水など様々な準備をして頂きました。誠にありがとうございます。

オープニングの前には、会場づくりと念入りなリハーサルをします!当日は栄養学部の学生もボランティアとして参加し、教育学部の学生と一緒に取り組みました。

最初のプログラムは、水についての〇✕クイズです。表面の約70パーセントが水に覆われている地球は「水の惑星」と呼ばれます。しかし、私たちが使える水の量は、地球上の水全体の約0.01パーセントしかありません…。クイズを通して、命をつなぐ貴重な資源「水」について関心を持って頂けるよう、5つの問題を用意しました。

2番目のプログラムは「利き水」です。冷却温度を揃えた3種類の水(A.国内天然水、B.海外天然水、C.水道水)をコップ(90ml)に注ぎ、調理実習室から会場の各テーブルに届けます。コップの水を味わって種類を当て、美味しいと感じた順位をつけます。

3つのコップに対応する付箋に、予想した水の種類と味比べの結果を書いてホワイトボードに貼っていきます。どの様な結果が出るでしょう?この後、休憩時間を使って学生たちが集計します。

会場がシーンとなって!いよいよ結果の発表です。3つの種類を全て当てた方もいて、大きな拍手がありました。味比べでは、吹田市の水道水が、72ポイントを獲得して第1位となりました。第2位は国内天然水、第3位は海外天然水(硬水)でした。

最後は、吹田市水道部の方々が準備した「ろ過実験」を家族みんなで行いました。凝集沈殿の実験、砂ろ過の実験、活性炭処理の実験と順番に進めます。にごった水(原水)が、ろ過器を通して色もにおいもとれた透明な水になる過程について実験をしました。「驚いた!こんなに変わる!!」を実感します。

学生たちも「ろ過実験」に参加します。フロック(にごりのかたまり)が重力により沈殿し、沈んだあとの上澄みをペットボトルで作ったじょうごで、ウールマットやろ過砂を敷き詰めた「ろ過器」にゆっくり流し込んでいるところです。みんな真剣な眼差し!

水道部の方から、水道水の安全性やつくり方につい説明を受けました。世界中の国で、蛇口をひねって出てくる水が飲める国は、僅か11か国(2022年:国土交通省調査)しかありません!これはすごいことですね。

最後は、学生の代表による挨拶です。40名の方々に参加して頂き、有意義な時間を過ごすことが出来ました。皆さま、本当にありがとうございました。

イベント終了後、吹田市水道部から備蓄水とみんなの水道(パンフレット)、すいすいくんコップのプレゼントがありました。来場者の皆さまからは、「利き水やろ過実験で楽しく学ぶことができてよかった」、「子どもが楽しんで学習でき、利き水体験やろ過実験、クイズも勉強になりました」との声を頂きました。

これからも、児童センターや地域の皆さまと連携した活動に取り組んで参ります。

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