保育士の「配置基準」とは?保育園で働ける保育士の数に関係ある?

保育士の配置基準とは

高校生のあいだから将来は保育士になりたい、と考えておられる方はたくさんいらっしゃると思います。
保育の現場では質の高い保育を行うために保育士の役割はとても重要です。
そのため、保育の現場では保育士の「配置基準」の在り方も重要になってきます。
本記事では、保育士の配置基準についてご説明します。

保育士の配置基準とは?

保育士の配置基準とは、保育士ひとりが対応することができる子どもの人数の基準を指すものです。
子どもの安全と高い質の保育を提供することが目的であり、厚生労働省が「児童福祉施設の設備及び運営」で定めています。
また、国(厚生労働省)が定めた基準とは別に、地方自治体が独自に国を上回る基準で定めている場合があります。
下記、国が定めている保育士の配置基準です。

子どもの年齢 保育士一人あたりの子どもの人数
0歳児 3
1~2歳児 6
3歳児 20
4歳児以上 30

参考ページ:厚生労働省ホームページ「児童福祉施設最低基準」
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/dl/s1006-7e_0005.pdf

配置基準によって採用人数は変わる?

結論として、国や地方自治体が定めた配置基準によって、保育園の採用人数は変動します。
先述した配置基準により、保育園では基準を満たす人数で効率よく運営することを考えます。一方、配置基準よりも多くの保育士を雇用することで、より高い質の保育を提供できるよう工夫している保育園もあります。
保育士の配置基準は、厚生労働省の「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」第33条に定められており、2016年4月に一部規制緩和措置が実施されましたが、長らく改正されていません。現在、保育の質担保、安全性の向上、保育士の労働環境改善などの観点から様々な要望が内閣府、厚生労働省に寄せられており、政府も改善に向けて検討を進める動きを見せています。また、待機児童の問題は現代社会において大きな課題として認識されており、これを解決するために保育士に対する期待や需要は増々高まっていくことでしょう。

おわりに

本記事では、保育士の配置基準についてご説明しました。
保育士の配置基準とは厚生労働省や地方自治体が定めている、保育士ひとりが見ることができる子どもの数を指します。
子どもたちが安全かつ高い質の教育を受けられるように、配置基準によって保育園に採用される保育士の数が変わります。
就職を希望する保育園の採用人数や子どもの受け入れ人数を確認しておきましょう。

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