保育士になるために高校生のあいだからできること

保育士は文系か理系

これから保育士をめざす方にとって、高校生のあいだからできることはどんなことがあるのでしょうか。
高校では文系と理系どちらを選ぶべきか?どんなことをやっておくと役立つのか?
本記事では、保育士になるために高校生の間にやっておくべきことについてご説明します。

文系と理系のどちらを選べば保育士になれる?

結論として、文系と理系どちらを選択しても保育士の資格を取得することができます。
全国保育士養成協議会が実施する保育士試験(国家試験)では、下記の科目で筆記試験が行われるため、一般的には文系の資格と言われていますが、高校時代の文理選択でどちらを選択していたかが関係することは少ないと思います。

  • 保育原理
  • 教育原理及び社会的養護
  • 児童家庭福祉
  • 社会福祉
  • 保育の心理学
  • 児童の保健
  • 児童の食と栄養
  • 保育実習理論

しかし、保育士を養成する大学に進学すれば資格取得のためのカリキュラムや科目が用意されているため文系、理系どちらを選択しても保育士の資格をめざすことができます。

・文系を選択した方のメリット

言語力の発達段階にある子どもたちと接する保育士にとって日本語を正しく、美しい表現として使えるという能力は大きくプラスになります。
また、保護者の方や職場で円滑に業務を進めるにあたって必要となるコミュニケーション能力を身につけることは非常に大切です。
このようなことから国語をしっかりと勉強しておくことは文系のメリットと言えるでしょう。
また、近年では英語教育の要素を取り入れる保育園、幼稚園、認定こども園も増えてきています。
こういった場でも活躍できるように英語の学習をしっかりとしておくことも大切になります。

・理系を選択した方のメリット

化学や生物などの知識を活かして子どもたちの関心を引き出すお話しや遊びができることは、好奇心旺盛な子どもたちと接する保育士にとって大きなメリットになります。
生き物がなぜこんな姿・形をしているのか?何をたべているのか?どうして車はあんなに早く走れるのか?など子どもたちの好きなものを例に様々なお話しをきかせてあげたり、紙芝居にして一緒に遊んだりすることもできると思います。
こういった子どもたちとの触れ合いの中に理系の知識を活かすことができることは、保育士として非常に有意義であると思います。

保育士になるために高校生のあいだからできること

こちらでは、保育士になるために高校生のあいだからできることをご紹介します。

ピアノや絵の練習

ピアノの技術は保育士になるために必須というわけではありませんが、もちろん保育士にとってピアノ技術は必要不可欠なものです。
保育園では、ピアノを弾きながら子どもたちと一緒に歌うことが日常的にあります。
保育士にとって必要なピアノスキルは、技術的に優れているということよりも、子どもたちを先導して楽しく弾き歌いができる、ということが大切になります。
また、園内を飾りつけたり、保育園だよりなどの作成時に楽しいイラストが描けたりすることは保育士にとって非常に役立つスキルとなるでしょう。
子どもたちと一緒にお絵描きやぬり絵をするときにも、あなた自身に絵心が備わっていれば、きっと子どもたちに大人気の保育士になることができるでしょう。

子どもたちとのコミュニケーション

職場体験やボランティアなどを通し、多くの子どもたちとコミュニケーションを取ることも保育士を目指す高校生ができることのひとつです。
子どもたちは、思いもしなかった行動をとったり、些細なことに敏感に反応したりと、日ごろから小さな子どもと接していないと分からないことがたくさんあります。
ボランティア活動などを通して、高校生のあいだから児童の反応などに慣れておくことで、保育士になったときにも焦ることなく臨機応変に対応することができます。

学業に励む、進学先を検討する

保育士になるためには大学、短期大学や専門学校へ進学することが一般的です。
そのために日々の高校での授業をしっかりと受けて勉強しておくことは何よりも大切です。
また、保育士養成施設である大学、短期大学、専門学校はたくさんあるので、自分がどういった進学先を選ぶのかを検討しておく必要があります。
例えば、先ほど保育士になるためのピアノについてお話ししましたが、ピアノが弾けないからといって保育士になることを諦める必要はありません。入学後にしっかりとピアノ指導をしてくれる環境がある進学先を選択すれば、卒業までに保育士に必要なピアノスキルを身につけることができます。
また、保育士を目指す方の多くは子どもが好きという方が多いと思います。そんな子どもたちとのコミュニケーションや触れ合いを重視して実習環境を提供している学校は進学先として非常に魅力的な環境と言えるでしょう。
こういった事を調べて、自分にあった進学先を選ぶことは高校生のあいだにできる非常に大切な準備と言えます。

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おわりに

本記事では、保育士になるために高校生のあいだからできることについてご説明しました。
保育士の資格は高校で文系、理系どちらを選択しても取得することができます。
また、ピアノが弾けない方も練習できる環境のある進学先をえらべば安心です。
あなたも、自分に合った進学先を探して保育士を目指してみませんか?

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