「第2回近畿学生メディカルラリー」が近畿救急医学研究会主催で開催され、学生が参加しました。
このイベントは、医学生・看護学生・救急救命学生がチームを組み、特殊メイクを施した模擬患者に対して診療を行い、その正確さやスピード、そしてチームワークを競うコンテストです。まさに「学びの集大成」を試される舞台です。
3位入賞!
今回学生が参加したチームは、20チーム中3位という好成績を収めました。
参加した学生のコメントがとても印象的です。
「まだ知識量は足りないけれど、これまで学んできた災害看護論や臨地実習の経験を応用することができました。そして何より、当日初めて顔を合わせた医師・看護師・救命士の仲間が、それぞれの専門性を活かして力を合わせられたことが大きかったです」
異なる分野の学生が集まり、限られた時間で連携し合う。そこから生まれる“チーム力”こそ、この大会の醍醐味なのだと感じさせられます。
学びを未来へ
競技は全部で6ステーション。次々と課題に挑むなかで、学生は「人の身体と心を救うことの難しさと尊さ」を実感したそうです。そして、こう締めくくってくれました。
「この貴重な経験を、春から始まる臨床現場で必ず活かしていきたい」
現場での即応力と冷静な判断力、そして仲間と支え合う姿勢。すべてが未来の医療を支える土台になるのだと思います。
このラリーを通じて得られた学びが、これからの臨床でどんな形で花開くのか、とても楽しみです。