保育士の1日のスケジュールや業務内容についてご紹介

保育士の業務内容

保育所で働きたいと考えている方は、保育士がどのような業務をおこなっているか気になることと思います。
本記事では、保育士の1日のスケジュールと保育士の勤務時間についてご紹介します。

保育士の1日のスケジュール

保育所の運営や保育方針は各保育所によって様々です。1日の中での業務や出勤・退勤時間、シフトの組み方なども保育所によって異なります。
こちらでは、保育園で働く保育士の1日をシフト制で預かり保育を含め7時から19時まで保育を行う保育所を例としてご紹介します。

出勤

園児を迎える30分前には準備を整え、園児が登園してきたときに落ち着いて対応ができるように準備をします。

園児の出迎え

園児が保護者と共に登園する時刻です。
一人ひとり保護者と園児にあいさつをし、保護者に園児の朝の様子などについて確認をしたり連絡帳の受け渡しなどをおこなったりします。
保育士はこの時に、園児の顔色や様子を見ながら健康観察を行い、特に「いつもと違うところ」については、十分に把握しておく必要があります。
また、保護者と離れる際に泣き出してしまう園児もいますが、そのような状況の際に保護者が信頼して預けることができるような登園時及び日常の関わりは、保育士にとって大切な業務となります。

クラス別保育

園児が登園してきたら年齢別のクラスに分かれての保育が始まります。
(異年齢でクラス編成を行い、異年齢保育を実施している園もあります)
クラス別保育では、クラスごとにその日のねらいにそった保育を実施します。
運動会や発表会などの行事前には、クラスの仲間同士で協力しながら意欲的に取り組むことができると共に一人ひとりが自分を発揮できるような保育の内容を考え行います。

昼食

昼食の時間には、保育士は衛生面に気をつけながら配膳の準備を行い、園児は片付け、手洗いをして昼食の準備を行います。
特に昼食の際には、食物アレルギーの園児に対応した食事の配膳確認や喉に食べ物をつまらせないかなどといった安全面の配慮と共に、食事の進み具合や様子などを見ながらみんなで楽しい雰囲気の中でおいしく昼食を食べられるような場をつくることが昼食時においては保育士に求められます。

お昼寝・寝かしつけ

お昼食の後は、園児ごとに用意された布団を敷きお昼寝の準備をします。
昼寝の時間には、保育士が交代で休憩をとったり連絡帳への記入や事務作業、環境準備等を行ったりする園も多いようです。
また、お昼寝の時には園児の様子を定期的な時間ごとに「呼吸」「体勢」「発汗」「体温」を十分に確認する午睡チェックが必要となります。
特に、小さな子どもは寝ている体勢や布団のかかり方などで呼吸困難に陥るケースもあるため、気を付けて見守る必要があります。

おやつ

お昼寝の後は園児が楽しみにしているおやつの時間です。
ここでも、昼食の時と同様に衛生面や安全面に配慮しつつ、子どもの食べている様子を見守ることが大切です。
食べ終わったあとのお皿は子ども自ら片付けを行い、楽しいおやつの時間を通して栄養の補完と共に生活習慣を身に着けることができるような配慮もします。

引き渡し

夕方ごろになると、保護者が迎えに来られた園児から降園の準備をして保護者への引き渡しを行います。
17時~18時ごろに迎えに来られる保護者が多く、お迎えに来られた保護者の方に連絡帳を渡す時に、その日の園児の様子を伝えながら園児を保護者に引き渡します。
保育所によって異なりますが、19時までの保育所であれば19時に最後の園児の引き渡しを行います。

保育士の勤務時間

「保育士って残業が多くて大変なのでは・・・?」というイメージを持っておられる方も多いのではないでしょうか。
しかし、近年、保育士をとりまく労働環境(人員配置や休暇制度等)は改善が進み、様々な勤務形態で働くことができる選択肢も増えてきています。
こちらでは、保育所の時間固定制とシフト制の保育士の2つの勤務形態についてご説明します。

時間固定制

8:00から15:00までのように、勤務時間が決まっている時間制です。
勤務時間帯が固定されることで、家庭や子どもを持つ保育士にとっては家事や自分の子どもの送迎などを確保して働きやすいという特徴があると言えます。

シフト制

週や月ごとに休みの日や出退勤時間が変わる時間制です。
早番や遅番などで分かれており、時間帯によって違う業務を担うのが特徴です。
土日にも園児を受け入れている保育所では平日を休日にあてることができるので、様々なライフスタイルに合わせて勤務することができます。

おわりに

本記事では、保育士の1日のスケジュールや保育士の勤務時間についてご紹介しました。
保育園の需要の高まりと共に、保育士の社会的ニーズは年々高まり、保育士はエッセンシャルワーカー(社会生活を支える仕事)として大変重要な役割を担っています。
保育所ではたらく保育士の業務は子どもと関わるだけではなく、保護者支援や地域貢献など多岐にわたると共に重大な責任が伴います。
しかしその分日々の園児との関わりを通して喜びと面白味、そして何とも言えない充実感を得ることが出来る、やりがいに満ちた仕事です。
当記事を参考に、保育士の資格取得をめざしてみてはいかがでしょうか?

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