「発展ゼミ(授業探究)Ⅰ」は、小学校コースを対象としたゼミです。
現在は、国語科や道徳教育の大家である野口芳宏先生による『授業で鍛える』をテキストにして、
教科を問わず授業全般について、5名の学生とともに考えています。
講義前半の約30分は、担当の学生が作成してきたレジュメをもとに、書籍の内容を確認します。
そして講義後半の約60分間は、その内容をもとに、担当した学生の興味や関心に沿って、議論したり、授業の実際を考えたりします。
例えば
「先生、この章の内容を踏まえて、私たちに『大造じいさんとガン』の授業をしてください」
という依頼もありました。
こんな無茶ぶりもOKな「発展ゼミ(授業探究)Ⅰ」です。
この日の講義後半は、担当の学生から「みんなで音読技術を高める鍛え方の実践をしたい」という依頼が出されました。
最終行に書かれています
小学校の先生には、音読(範読)は絶対に必要です。
そこで、小学校教師暦の長い私が、下のことを確認・指導しながら、みんなで音読の特訓をしました。
音読しています
・抑揚
→最初は下げて、徐々に上げていき、次の句読点に向けて下げる
・句読点を意識
→句読点以外は息継ぎせず、読点で息継ぎ、句点で長めの息継ぎをする
・物語文でも、声色は使わない方がいい
・読むスピードは、1分間に300~350文字を目安に
こういったことを教師自身が知っていることで、
指導が明確になり、
子ども達も上手な音読ができるようになります。
反対に、教師自身が知らないと
・大きい声で
・口を大きく開けて
・気持ちを込めて
・ゆっくり
といった、抽象的な指導が多くなってしまいがちで、
子どもの「向上的変容(野口先生の表現であり、成長のことです)」が見えづらくなってしまいます。
野口先生が『授業で鍛える』で書かれているように、
そして色んな講義でも言われているように、
目標を明確にすることが大事だと改めて思わされます。
このように「発展ゼミ(授業探究)Ⅰ」では、
授業場面を中心に、
理論と、具体的な実践場面の両方を意識しながら、進めています。
ゼミでは今後、
小学校現場にお邪魔したり、
千里キャンドルロードの方達とともに地域連携をしたりしながら、
小学校の先生としての力がつくよう、取り組んでいきます。
受講しているみなさんが、学び続ける、いい先生になってくれることを願っています。




