新年度から3ヶ月経過して

皆さん、おはようございます。
2020年度になって慌ただしく遠隔授業が開始され、6月から対面授業が再開し、気がつけば新年度開始から3ヶ月が経過しています。
新入生の皆さんは大学に入学してすぐに、友達を作る間もなく遠隔授業となり、相談する相手もないまま新生活を開始するのは本当に不安なことだっただろうと思います。そのため、千里金蘭大学が大切にしている各学年の方との交流が遠隔授業期間にも持てるよう、短時間でも良いのでクラス会を開催したいと考えて、遠隔授業になる前に、ガイダンス時期に顔合わせをしてもらいました。先輩たちの協力や心配りのもと、大学で人と会えなかった期間も新入生の皆さんはメールなどで先輩たちに相談などしていたようで、対面授業再開後実施したクラス会では、とても和やかなムードで和気藹々と学年を越えておしゃべり(マスク着用、座席を離したグルーピング、窓、廊下側のドア開放の元)を楽しみ、先輩たちから実習のことや今後の学習についてお話を聞いておられた姿にホッといたしました。
対面授業の再開は本学にとっても大きな決断でした。特に本学科は対面で実施しなければ伝わらないことや学生の皆さんに実施してもらって身につけていただくことなどの科目も多く、約2ヶ月の遠隔授業で限界もあり、緊急事態宣言が解除されたあと、6月から対面授業を再開いたしました。
再開にあたり大学では距離をとった座席の指定、手指消毒薬の設置、マスク着用のルール、窓、ドアの開放による3密回避など、最大限の対策を取り、学生本人の体調管理を求めるとともに学生のみならず万一ご家族に濃厚接触者が発生した時点でも大学への登校を控えてもらう(その場合登校できるようになってから授業の対応をしています)対応をいたしました。先週は早期体験実習、今週は基礎実習Ⅰ、成人看護学実習が実施され、一人でも感染者が発生した場合には実習そのものの予定が大きく変わる可能性もあり、教員は緊張感を持って取り組んでいます。また、早期体験実習では自分自身が感染源となってはならないという医療従事者の責務を1年生にも理解してもらえるよう働きかけ、尚更感染が生じないよう配慮して実施していただいたつもりです。対面授業は学生も望んでいることであり、ますます充実した授業を提供できるよう教員一同がんばらねばと思う一方で、感染拡大といった社会情勢から、もしかしたら再度遠隔授業になる可能性も考え、そちらの準備もすすめているところです。
学生の皆さんも保護者の皆さんも感染について不安に思うところかと思いますが、改めて振り返り、対面授業再開後にも大学がクラスターとなることなく教員、学生が一丸となって対策に取り組んでいるという事実についてお伝えいたしたく、本日は記事を作成いたしました。今後も感染を起こさず、そして学生の皆さんに学習目標にきちんと到達できる教育を提供していけるよう学科教員一同最大限の努力をしてまいりたいと思っています。

高校生の皆さんも、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、学習がこれまでと違う形で進められ大変不安な状況かと思います。新しい生活様式に留意しながらこれからの高校生活を充実したものとし、納得のいく受験ができることを願っています。

看護学科 学科長 藤田倶子

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