家庭のカタチ~さとおやって?

「臨床コミュニティ心理学」は、

みんなが心の健康を保てる地域を作ること、そして、

心理的なサポートが必要な人々を地域で協力して支えていくことを学ぶ授業です。

今日は、里親支援専門相談員であり、ご自身も里親をされている川本陽子先生をゲストスピーカーとしてお迎えし、

実の親と暮らすことができない子ども達を育てる里親さんについて学びました。

講義には、児童養護施設に勤務していた卒業生も参加してくれました。

里親には、「養子里親」「養育里親」「週末里親」などいくつかの種類があります。

ほとんどの子どもは里親さんに出会うまでに、大事な人と別れる分離体験をしています。

だから、里親さんの家庭に引き取られても、

「もうどこにも行く必要がなくて、自分はここにずっと居ていいんだ」と思えるまで、

子どもは試し行動を繰り返すことがあります。

その試し行動を受け止めることは里親さんにとって大変なことが多いのですが、

そのプロセスを経て子どもは「ここが自分の家なんだ」と思えるようになっていきます。

里親さんにとっては血縁関係がないこと伝えること(真実告知)も大切な課題です。

色々なエピソードを聞かせて頂いたことで、里親さんについて理解が深まりました。

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私たちも、できる支援をできるところから始めたいですね。

川本先生、有難うございました。

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