食物栄養学科で栄養教諭免許を取得するための、教職科目を担当しています稲田です。
栄養教諭とは、給食を実施している小学校、中学校、支援学校で食育を担当する学校の先生です。そのため、栄養教諭になるには、管理栄養士の国家試験に関する科目の他に、教師になるための教職科目の勉強が必要となってきます。
そこで、私が担当している科目では、例えば、いじめ、保護者対応、発達障害など、現在学校で課題となっている事柄について、基礎的な事項を理解し、それをもとに討議をしたり、学校で教材作成や校務を処理するためのコンピューター操作などを勉強します。
さらに最も重要なのが、授業をするための技法を学ぶことです。授業を組み立てる方法や、授業を進行させるための学習指導案を作成し、その学習指導案をもとに、実際に模擬授業を行って、食育の授業をする力をつけます。
この授業のやり方・技法を身につける勉強を充実させるため、6月に栄養教育実習を受けてきた4年生に、栄養教育実習の心構えや小学校での体験などを話してもらいます。さらに栄養教諭として働いている卒業生に来てもらい、実際の栄養教諭の仕事の様子や内容、学校での働き方、採用試験のための勉強方法なども話してもらいます。
このように千里金蘭大学食物栄養学科では、管理栄養士を目指す勉強はもちろん、学校の先生という進路選択にも対応できるような授業もしっかり行っています。
あなたも、千里金蘭大学食物栄養学科で、管理栄養士、栄養士のほかに、栄養教諭の免許を取ってみませんか?