こんにちは。八木です。国際調理学実習の2回目は、日本料理をハラール和食にというテーマでした。
「ハラール」とは、ムスリム(イスラム教徒)が神に許された合法的な食べ物を意味します。「ハラーム」とは、ムスリムが食べることを許されないものを意味します。ふむふむ。それでは、許されない食べ物って何?豚肉、アルコールなど代表的なものがあります。和食に使うみりんや酢、しょうゆ、みそは、アルコールが使用されているから要注意!!です。
京都ハラールネットワーク協会の理事をされている京都料理学校の小川洸校長先生にご指導いただきました。和食といえば、やはり「だし」は欠かせません。昆布とかつおの混合だしで、「豆乳胡麻汁」を作ります。(ラーメンをいれても美味しい)
京都では、利尻昆布、とても立派な昆布でした。学生さんたちも昆布の大きさに驚きです。
献立は、「鶏の照り焼きナツメヤシ風味」「花巻寿司」「キウィ大福」。小川先生の鶏肉が焼けたことを確認する方法は、楽しかったですね。(知りたい方は、次年度履修してください。)鶏肉ももを均等に切り分けるコツも伝授してもらえました。「花巻寿司」も切り口がお花で可愛いです。いろんなお花が咲きました。
午後からは、「世界3大料理について」米田泰子先生(京都ノートルダム女子大学名誉教授)、「イスラム教徒(ムスリム)の食生活」北澤明子先生のお話で、さらにハラールについて理解を深めます。
万博も開催され、世界中の国々の方が日本を訪れています。楽しい食事時間を過ごすためにも、それぞれの文化を理解しようとする気持ちが大切だなと改めて感じました。