こんにちは、栄養学科の佐藤です。
3年生の選択科目である微生物学実験。実学をモットーに、ちょっと個性的で面白い実験を行っています。
今回は、キノコを使用した染色を行いました。
「キノコで染色??」なんだかイメージできません。「茶色に仕上がるんじゃない?」半信半疑です。使用するキノコは中華料理によく使われる乾燥きくらげ。やっぱり茶色か黒のイメージしか湧きません。ところが…。

乾燥きくらげを使います

メタノールに投入 一日一回かき混ぜながら常温で放置

一週間後濾過するとこんなにきれいな赤色に!
この濾液にお湯を加えて染液とします。

お湯を加えると乳白色に濁った赤色に変化
この染液にシルクのストールを漬けて染めていきます。
染め方は自由。全部漬けて均一に染めるか、濃淡を出してグラデーションに染めるか。個人の個性が光ります。思い思いに染めたら軽く水洗いしてから干します。

乾いたら完成です 綺麗な桜色に染まりました
今年初めてチャレンジしたテーマでしたが、とても上手くできました。
前期も半分以上過ぎましたが、微生物学実験はまだまだ面白いテーマが残っています。またブログで報告できたらと思います。