大阪産野菜の難波ネギがアレルギーを抑えるかも?

みなさん、こんにちは。

食物栄養学科の実宝です。

今回は、難波ネギにアレルギーを予防する効果があるかも?、という研究の紹介です。

難波ネギ、というのは大阪で昔から栽培されているネギの1種です。

“鴨なんば”という鴨肉とネギが入ったそばのメニューがありますが、この名前にある「なんば」は、難波ネギのことだとも言われています。

青い葉の部分が多く、包丁で切ると、粘液がたくさん見られるのが特徴です。

これが難波ネギです。

アレルギーに効果があるってどういうことかといいますと・・・

花粉症や食物アレルギーが起こるときには、からだの消化管にある粘膜や、皮膚の下の結合組織にあるマスト細胞というちょっと特殊な細胞が働いています。

この細胞はおおきくて、核の周りに袋をいっぱい持っています。

この袋の中の物質が、刺激を受けると爆発的に袋の外に出てはたらきはじめて、アレルギー反応が起こるのです。

そこで、私たちは、この爆発がおこらないようにする役割をもっている食品を探していました。

見つかったのが難波ネギです。

この内容を発表した論文は、

Journal of Functional Foods in Health and Disease, 12(3), 128-133, 2022,

Anti-allergic activity of an ethanol extract of bunching onion (Allium fistulosum), a traditional vegetable from Osaka

Tomoko Jippo, Yuko Kobayashi, Kosuke Kitada, and Koji Kitsuda

に掲載されています。

リンクはこちら

よろしければご覧ください。(英語ですが・・・)

それではまた。

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