アレルゲン除去食を調理したよ☆

こんにちは。食物栄養学科 上山です。
今年も3年生の「応用栄養学実習」をご紹介します。
今日の実習のテーマは幼児期の「アレルゲン除去食」です。近年、食物アレルギーをもつ子どもが増えてきていますが、子どもによってアレルゲン(食物アレルギーの原因食品)はさまざまです。今回の実習では、卵・乳・小麦・大豆、4種類の食材を除去した食事を調理しました。
献立は、ご飯・白身魚のソテー(ラタトゥイユ添え)・かぼちゃサラダ・野菜スープ、3時のおやつにさつまいものクッキーです。

子どもたちの苦手なナスやピーマンを煮込み、食べやすく調理しました。野菜たっぷりです。

食物アレルギー治療の基本は食事からアレルゲンを除去することですが、成長期である子どもたちにとって、栄養面への配慮とQOL(生活の質)の維持はとても大切です。
実習献立は、子どもたちが安全に美味しく、栄養バランスの良い食事を食べることができるよう、様々な工夫をしています。
白身魚のソテーは小麦粉の代わりに片栗粉を用い、さつまいもクッキーも米粉で代用しています。調味料は使用できないものが多いですが、ノンエッグマヨネーズやなたね油を使用し、コンソメは一般のものの代替として無添加コンソメで調味しました。

アレルギーをもつ子どもたちのために、アレルゲンを除去した食材や調味料です。

ラタトゥイユ調理中。美味しくなぁれ♪

子どもたちの大好きな手作りのおやつ♪ クッキーも美味しくなぁれ♫

食物アレルギーをもつ子どもたちとその家族にとって、日々の食事作りはとても大切です。食物アレルギーに関する正しい知識と技術を身につけ、食物アレルギーと向かい合う人たちに寄り添える管理栄養士をめざして下さいね。

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