ご挨拶

こんにちは。食物栄養学科・学科長の石川です。

学科ブログを開始するにあたり、簡単にご挨拶を申し上げます。

2月の厳寒から3月は一気に気温が上昇し、大阪では3月末にソメイヨシノが見ごろになりました。ソメイヨシノは種子をつけないので、継木などで増やすクローンです。そのおかげで、地域ごとに一斉に開花する、我々にとっては都合の良い鑑賞花木です。

桜の花が終わると木々は芽吹き始め、新緑が美しい時期になります(まさに今)。年齢を重ねてくると、現在の自分に欠けている、生命の息吹を感じるこの季節がとても好きになります。種類が違えばもちろん、同じ種類の木であっても、芽吹きの時期、葉の色など、良く見ると一つ一つ個性があることに気が付きます。自宅の花木にいたっては、庭に植えたその日から、日当たりはどうだろうか、水や肥料は足りているだろうか、などまるで自分の家族のように気になる存在になるから不思議です。

これはまさしく、教員から見た学生との関係と似ています。千里金蘭大学食物栄養学科を選んでくれた学生さんは、入学したその日から私たち教員にとって、友達はできたのか、勉強で苦労していないか、大学生活を楽しめているか、など色々と気になる存在となります。そして一人一人が異なる個性をもった百人百様の存在です。ソメイヨシノではないからね。

ところで、4年前に植えた自宅のエゴノキが弱っているようで、ほとんど新芽が見られません。夏場も水やりしたつもりだけれど、やはり乾燥が厳しかったかもしれません。エゴノキは日本中の里山に生えている雑木で、取り立てて何の特徴もないのですが、秋になるその実に山雀が集まってくるので、好んで植えていました。一抹の寂しさはありますが、植え替えも検討しています。

でも個々の学生には代わりはありません。皆が揃って4年で卒業し、社会に羽ばたいていけるよう、個性を尊重しつつ、しっかりと支援していきたいと思います。

このブログともども今後ともよろしくお願いいたします。

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