基礎ゼミ研修旅行報告(石川・小林グループ)

こんにちは。

食物栄養学科の小林です。

2月26日に、食物栄養学科1年生の科目「基礎ゼミ」の研修旅行を実施しました。「基礎ゼミ」は8名の教員が担当していますが、それぞれの教員が研修旅行を企画し、学生はどれか1つのコースを選んで参加することができます。

私と石川先生は、担当している科目が『人体の構造と機能』分野ということで、企画したツアーの目玉は、神戸のポートアイランドにある理化学研究所・生命機能科学センターの見学。その後、神戸どうぶつ王国、UCCコーヒー博物館を見学する日帰り旅行です。今年は11名の学生が参加しました。その様子をご紹介します。

まずは、理化学研究所へ。

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新型コロナウイルス対策で、全員マスク姿です。

理化学研究所は全国各地に拠点がありますが、今回訪問したのは「生命機能科学センター」という、生物が『生きている』仕組みを研究している研究所です。

サイエンスコミュニケーターの高橋先生より、このセンターではどのような研究が行われているのかの講義を受けた後、模擬実験室の見学へ。生命科学の実験に使われる、モデル動物の実物を見せていただきました。

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体を切っても切っても再生する能力を持つ、プラナリア。

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試験管の中にいるのは、小さなショウジョウバエ。眼の色が違ったり、羽根が無いといった特徴を持つ変異体、どこが違うか分かるかな?

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卵黄の上で発生中のニワトリの胚。血球が流れているのが見えて感激しました。

他にも、再生医療に利用されるiPS細胞と、そこから作られた網膜色素細胞の実物や、特殊な試薬を使って透明化されたマウスの胚など、普段は見ることができないものを見学することができました。

最先端の研究に触れるという貴重な体験をして、刺激を受けた研究所見学でした。

続いて、神戸どうぶつ王国へ移動。
ランチを食べた後、園内自由行動です。研修旅行ですので、『生物の多様性を学ぶ』という目的は忘れずに。皆さん、いろいろな動物と触れ合って、見学後にはそれぞれの「推し動物」ができた模様です。

ちなみに私の推しはハシビロコウ。動かないことで有名な鳥ですが、どうぶつ王国のハシビロコウは良く動きます。

じっとしているかと思ったら・・・

じっとしているかと思ったら・・・

飛んだ!

飛んだ!

最後に、UCCコーヒー博物館へ。

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ここでは、コーヒーの歴史や豆の品種、焙煎手法などについて学ぶことができます。

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普段、コーヒーはあまり飲まないんです・・・と言っている人もいましたが、コーヒーの秘密に興味津々です。

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コーヒーの生豆が入った運搬用の麻袋は、約60kg。重い!

コーヒーのテイスティング体験もありました。私たちが普段飲んでいる、おなじみの品種のアラビカ種と、主にインスタントコーヒー原料に使われ、そのまま飲まれることはあまりないカネフォラ種。味の違いが分かるかな?(私はあまり分かりませんでした・・・。)

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最後には家族へコーヒーのお土産を買って、帰路につきました。

生命科学から動物、コーヒーまで、知的好奇心が大満足の研修旅行でした。

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