SDGsと千里金蘭大学食物栄養学科

長崎県諫早湾を区切る、潮受堤防と水門です。右の水面は海、左のそれは「調整池」と呼ばれ、調整池の左に農地があります。

長崎県諫早湾を区切る、潮受堤防と水門です。右の水面は海、左のそれは「調整池」と呼ばれ、調整池の左に農地があります。

11月下旬に、長崎県諫早に行ってきました。写真は農地を増やすために海に作った水門と潮受堤防です。諫早湾が二つに区切られています。水門を開ける・閉めるの裁判を何十年も続けている「環境と経済の相克」の象徴となったのがこの水門です。農業振興か、環境を保全するのか、漁業への影響はどうするのかなど、持続的な発展を考えるときの「苦悩」の象徴です。『SDGs(持続可能な発展目標)』が、世界に、そして私たちの周りに浸透しつつあります。SDGsの原点が、石油資源の枯渇とエコロジーにあることをご存じの方は少ないかも知れません。環境問題を授業で紹介してきた教員には、「諫早の水門」は、環境問題の苦悩を私たちに提示する存在でした。 千里金蘭大学は、『SDGs』を大学運営指針に取り入れ、大きく変わろうとしています。私たち食物栄養学科は、学生・教員・職員が一丸となり、食と健康を切り口に、SDGsが提示する世界の問題にアプローチしてゆきます。

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