個人研究

武智です。今回は私の個人研究を紹介します。

縁あって2015年から米粉100%パンの研究を始めました。

グルテンを含まない米粉などのグルテンフリー粉だけでパンを作るのは、とても難しいことです。つまり、何かの工夫をしなければ、グルテンを含まない粉でおいしいパンを作ることができません。そのためグルテンフリーパンの製パン法は、小麦パンとは大きく異なります。

私たちの研究グループでは、「高温水添加製パン法」という、添加物を使わないグルテンフリー米粉パンの調製方法を開発しました。この方法は、海外の学術誌に3報掲載されました。

https://www.kinran.ac.jp/blog/2022/02/07/takechi_20220203/

https://www.kinran.ac.jp/blog/2023/01/31/takechi_202301-2/

https://www.kinran.ac.jp/blog/2023/01/31/takechi_202301/

今後は、この調製方法を実用化していきたいと考えています。

これまた縁あって、吹田産米の米粉を使わせていただく機会を得ました。ふかふかで、色白のきれいな米粉です。

この米粉で、高温水添加製パン法を用いた製パン実験を行いました。高温水添加製パン法の特徴は、材料の水として高温水(50~70℃)を加えるというもので、増粘剤等一切加える必要はありません。

加水温度調整中

ミキシング工程

発酵中

お米の風味漂うおいしいパンが焼けました!

もっともっとおいしいパンができるように、これからも改良していく予定です!

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