救命救急講習

こんにちは。食物栄養学科の石川です。

担当している解剖生理学実習(1年生)の最終回授業 (1/21, 22) で、救命救急の講習会を実施しました。当日は、日本赤十字社から2名の講師の先生に来学いただきました。1年生は、楽しみながらも一生懸命に指導を受けていました。

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講習会は最初の講義に引き続き、場所を移して実技指導が行われました。

倒れている人を見つけた時の行動(周囲の安全確認、その人の外傷(出血)の有無・意識の有無・呼吸の有無・脈拍などの確認)、吐物や舌根沈下による窒息を予防するための気道を確保する体位の指導を受けました。学生は2人1組のペアで実技練習を繰り返し行いました。

休憩をはさんで、意識・呼吸がなかった場合の対応を学びました。今度は4人1組となり、119番(救急車)通報する人、AEDを用意する人などを役割分担して行いました。倒れてる人は人形を使います。発見者は、心臓マッサージを30回、人工呼吸を2回を繰り返し行います。AEDが到着すると、心臓マッサージを交代してもらって、AEDの準備にとりかかります。AEDを実行すると、再び心臓マッサージ、人工呼吸の繰り返しです。

心臓マッサージを確実に実行するには、圧迫する場所、強さ、速さなどが適正でなくてはなりません。学生にとっても結構な重労働だったようです。人口呼吸は安全のためビニールシートとマウスピースが一緒になった器具を使用して行いますが、正しくできないと胸が膨らまないので、大苦戦でした。気道確保の姿勢の重要性を認識できたのではないでしょうか。AEDは機械の指示通りに実行するだけなのですが、一度でも経験しておくことは重要だと思います。

合計3時間、講習を受け、最後には修了証をもらいました。今後、万が一の時に役立つかもしれません。試験期間中でしたが、気分転換になったでしょうか。

日本赤十字社の講師の先生方には、この講習会を毎年お願いしており、今年も親切・丁寧にご指導いただき、ありがとうございました。

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