「模擬授業演習」

こんにちは、食物栄養学科で栄養教諭免許を取るための教職科目を担当しています稲田です。以前、食物栄養学科では、小・中学校で食育の授業をする先生にもなれると書きました。今日はその授業の様子をお知らせします。

IMG_1.9-1小・中学校で授業をするための力をつける方法として「模擬授業」が有効であるので、私の授業でも「模擬授業」演習をしています。これは当番の学生が「先生」になり授業をし、残りの学生は「生徒」になりその授業を受けます。「先生役」の学生は、食育に関するテーマを設定し、その授業をするための学習指導案を作り、それに基づいて教材やワークシートを作成し、実際の小・中学校とおなじように45分間の授業をします。そして、「生徒役」の学生は、「先生役」の学生が行う授業に「生徒」として参加するとともに、その授業の「良かった点」と「改善すれば良くなる点」をまとめ、「模擬授業」終了後、互いに討議をします。これによって、受講生は授業をするための方法や技術を習得していきます。

模擬授業2模擬授業3

千里金蘭大学の良いところは、1つの授業の受講者が少ないので、少人数で丁寧な授業ができるところです。100人以上の学生が大教室でマイクを使った一斉授業を受けるということはほとんどありません。今年の「模擬授業」演習の受講者は3人です。そのため、ゆったりと、きめ細かい丁寧な授業をしています。でも、3人のうちの1人が「先生役」になると、「生徒役」は2人しかいないので、ちょっと寂しくなります。そこで、昨年この授業を受講した4年生の上級生が「生徒役」として協力してくれています。教育実習を終えてきた先輩たちを前にして、「先生役」の学生は少し緊張しますが、的確なアドバイスをしてくれるので、たいへん有意義な授業となっています。

模擬授業4

このように千里金蘭大学では、少人数教育をうまく生かして一人ひとりの学生が力をつけられるように教育をしています。

今回嬉しい報告があります。この授業を受けた昨年度の卒業生が、このたび栄養教員採用試験に合格し、4月から正式に公立小学校の先生になることが決まりました。

私たちの千里金蘭大学食物栄養学科では、一人ひとりの学生の夢と希望を実現するために教員が一丸となって、しっかりアシストしています。

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