管理栄養士の学校で学ぶことをまとめました

管理栄養士を目指す学生

食を通じて栄養面から人々の健康増進に貢献する管理栄養士。
管理栄養士は人々の社会生活や病院などの医療機関など、様々な場面で必要とされています。
この管理栄養士になるための4年制大学(管理栄養士養成課程)では、どのようなことを学ぶのでしょうか。
管理栄養士になるには、その学びについてご紹介いたします。

栄養学とは

管理栄養士になるには栄養と健康についての関わりを学び、専門的な知識を身につける必要があります。
そこで必要となる栄養学とは具体的にどのような学問なのでしょうか。
そもそも栄養とは、生物が必要な物質(=食物)を外界から体内に取り入れ、体組織の修復、成長、活動のためのエネルギーを獲得していく一連の現象をさしています。
そして、栄養学とは、この食物と人との相互作用を研究する学問なのです。
基礎的なscienceとしての栄養学(=専門基礎分野)と、実践を主とした栄養学(=専門分野)に大きく分類され、さらにそれぞれ学問領域が細かく分かれています。
次の章では、この栄養学を大学でどのように学んでいくのかをご紹介いたします。

管理栄養士になるために学ぶこと

栄養学の学問領域は多岐にわたります。
その栄養学を体系的に学ぶため、主に1~3年次に専門基礎分野(公衆衛生学、解剖学、生理学、生化学、栄養生化学、病理学、臨床医学、食品学、食品衛生学、食品化学、調理学)を学びます。
これは、管理栄養士という専門分野における知識や技術を修得するための基盤となる学びであり、管理栄養士という専門職種を目指す動機付けにつながることをねらいとされています。
次に、専門分野(基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論)は主に2~4年次で学びます。
専門分野は、管理栄養士としての専門性を高めるために必要とされる領域です。
代表的な科目として、基礎栄養学があります。
基礎栄養学は栄養学全般の基礎として、栄養素の種類や体への作用、吸収の仕組みなどを学び、健康と栄養の結びつきを理解する科目です。
そして、3~4年次には、病院、給食施設、保健所での臨地実習(校外実習)を経験し、実践的な学びを深めます。
管理栄養士を養成する4年制大学では、専門基礎分野、専門分野の各学問領域において、講義形式で学んだ内容(=理論)を実験・実習・演習で確認し、学びを確かなものにする4年間の流れが組まれています。

どのような仕事を目指せるのか

栄養学を学び、管理栄養士となった方はどのような仕事に就くことができるのでしょうか。
ここでは管理栄養士の活躍場についてご紹介いたします。
管理栄養士の活躍の場は幅広く、様々な分野・業態でその資格を活かした仕事をしています。
主な場として、医療機関、高齢者・介護福祉施設、児童福祉施設(保育所など)、学校(幼稚園、小学校、中学校など)、勤労者福利厚生施設(いわゆる社食)、防衛施設(防衛省所管の施設)、矯正施設(拘置所、刑務所、少年院など)、行政、研究機関(食品メーカーや試験研究機関)、教育機関(管理栄養士養成施設など)、地域活動(いわゆる在宅栄養士。公衆栄養活動や栄養ケアステーションの一員としての活動など)、 調剤薬局・ドラッグストア、スポーツジム(インストラクター)などがあります。
また、2005年度から配置されるようになった栄養教諭※1は管理栄養士の新たな活動領域であり、学校において食育指導を担う専門職として期待が高まっています。

※1:千里金蘭大学では、栄養教諭一種免許状を取得するためには、学士の学位を有する他に、管理栄養士免許取得又は管理栄養士養成課程を修了し栄養士の免許を取得する基礎資格を有し、所定の単位を修得する必要があります。

おわりに

管理栄養士になるための学びや活躍のフィールドをご紹介いたしました。
皆様も、社会の様々な場面で必要とされる管理栄養士を目指してみてはいかがでしょうか。

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