教職課程に係る情報の公表

1.教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること

生活科学部 児童教育学科

教員養成の理念

児童教育学科は、豊かな教養と人間性を備えるとともに、子どもの発達と成長を支援する人材の育成を目的としています。こうした学科の中で、人と豊かにコミュニケーションすることを体験し、子どもや人間、環境や社会への理解を深め、自らの人間性を高め教師としての態度および自覚を身につけた教員を育成します。

取得できる免許状:小学校教諭一種免許状・幼稚園教諭一種免許状

生活科学部 食物栄養学科

教員養成の理念

食物栄養学科は、豊かな教養と人間性を備えるとともに、ヒトの食・栄養・健康を支える人材の育成を目的としています。こうした学科の中で、食と健康や栄養に関する高度な専門的知識や技術を修得し、栄養の教育・指導を行うことができる能力を身につけた教員を育成します。

取得できる免許状:栄養教諭一種免許状

看護学部 看護学科

教員養成の理念

看護学科では、豊かな教養と人間性を備えるとともに、倫理観及び専門的知識と技能を基盤とした養護実践ができる人材の育成を目的としています。こうした学科の中で、身体心理社会面のアセスメントを適切に行い、早期に課題を発見して対応できる能力、学校現場で発生する緊急時の対応ができる能力、児童生徒一人一人の「こころ」に寄り添い見守る能力、さらに児童生徒のQOLの向上を図る健康教育が実施できる能力を身につけた教員を育成します。

取得できる免許状:養護教諭一種免許状

2.教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目に関すること

 担当教員(PDF)

  •  教員の学位及び業績等
  • 3.教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画に関すること

     教員養成に係る授業科目(PDF)

    4.卒業者の教員免許状の取得の状況に関すること

    免許状種類 令和4年度 取得者数
    小学校教諭一種 13名
    幼稚園教諭一種 45名
    栄養教諭一種 12名

    5.卒業者の教員への就職の状況に関すること

    免許状種類 令和4年度 就職者数
    小学校教諭一種 5名(講師登録含む)
    幼稚園教諭一種 18名
    栄養教諭一種 1名

    6.教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組に関すること

    講義等の授業の中では、現実の学校教育、子どもたちの様子など折に触れて教育の実態を紹介することにより、講義が単なる抽象論にとどまることないことを意識すると同時に、学生には臨場感をもって教育を考える意識の高揚に努めています。

    教職支援室では特に教職志望の強い学生を中心に、教育の現実を理解してもらうために各種の情報誌を揃え、的確な情報が時間的ラグなしに入手できるような態勢を整えており、ややもすれば講義等で欠落するところの補填を意識的に行っています。

    同時に、教職志望の強い学生にたいして夏季に合宿研修をおこなうとともに、定期的に情報提供する場を提供し、教職課程を履修する学生全体への学習のモチベーションを高める刺激となるような行事を企画・実施しています。

    7.FD研修報告

    2022(令和4)年度 教職課程・保育士養成課程委員会 FD研修を開催しました。

    テーマ:「OECD Education2030における資質・能力ーエージェンシーを中心にー」
    講  師:白井 俊 氏 (文部科学省国際統括官付国際戦略企画官、国立教育政策研究所フェロー、東京学芸大学客員教授)

    日  時:2023年2月16日(木)13:00~14:30
    会  場:千里金蘭大学5号館2階 5206教室
    実施形態:ZOOMを利用した遠隔講演

    OECDにおいて、OECD Education2030プロジェクトチームの主要メンバーとして活躍し、また、文部科学省でカリキュラム改訂にあたっておられたカリキュラムについての専門家である白井俊先生を招聘し、「OECD Education2030における資質・能力ーエージェンシーを中心にー」を題して、研修が行われ、本学教職員53名が参加(一部外部参加者含む)しました。

    研修会では、OECD Education2030 プロジェクトが描く教育の未来について、以下に沿って、解説くださりました。

    • 「21世紀型スキル」の時代
    • Education2030の背景と考え方
    • ウェルビーイングとエージェンシー
    • カリキュラム・オーバーロード
    • Inquiryの意味
    • これからの教育を考える


    終了後参加者から、「どういった背景でそうなったのか、Education2030のシフトについて知ることができ、たいへん勉強になりました。」「現場の姿に照らし合わせて、課題を身近にとらえることができました」などの意見があり、意味や理解を深め、授業内容や教授方法の検討にもつながる有意義な研修会となりました。

    今後も研修会を開催し、教職課程・教員養成に関する質的向上を目指し、全学的に取り組んでまいります。


    ◆FD研修報告一覧